内容説明
「処女小説」ならぬ「童貞小説」は、そのものずばり、性交経験のない男の苦悩を描いた小説である。収録した諸作品を、「童貞」という切り口で読みなおす、ユニークなアンソロジー。
著者等紹介
小谷野敦[コヤノアツシ]
1962年茨城県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とうゆ
15
タイトルに惹かれて読了。三木卓の「炎に追われて」ではもてない男の悲惨さや性格のゆがみがリアルに書かれていて、読んでいて胸が痛くなった。しかし他の小説は、観念論に終始している気がして好きになれなかった。私は、痛々しく自分勝手で誰からも理解されず見下される、しかし切実に何かを求めて行動している男の小説が好きだからだ。2014/06/21
yamatoo
4
こう、頭でごちゃごちゃ考えてしまうあたり、すごく童貞っぽいよね。2018/11/28
気鋭
1
「炎に追われて」読了。2015/06/21
ねてた
1
童貞が登場する文学作品ばかりを収録した臭い臭い作品集。ただ、田山花袋の田舎教師に関して言えば、文学で身を立てたいと思いながらも、家計を支えるため田舎教師に甘んじた主人公が、環境に飲まれ、仄かに燻る焦燥感のなかひっそりと死んでいく、という『文学青年の挫折』をテーマとした名作なのに、『童貞』という部分のみを切り取った掲載をしているのには少し腹が立った。2014/08/15
hsm
1
三木卓「炎に追われて」、コールドウェル「小春日和」「苺の季節」、志賀直哉「濁った頭」のみ読了。2010/07/26




