失くした「言葉」を取り戻すまで―脳梗塞で左脳の1/4が壊れた私

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失くした「言葉」を取り戻すまで―脳梗塞で左脳の1/4が壊れた私

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163916637
  • NDC分類 493.73
  • Cコード C0095

出版社内容情報

忽然と姿を消した人気コラムニストの約17年ぶりの新刊は、愛と笑いに溢れた120%ポジティブ闘病記!

2009年11月、頭に激痛が走り「くも膜下出血なので今すぐ開頭手術を」と診断されたのに、手術を拒否して病院から帰宅。1週間後に手術を決意し受けたところ、くも膜下出血とは別の箇所で脳梗塞を発症、左脳の1/4が壊死して、目覚めたときには、利き手だった右手に麻痺がでて「お母さん」「わかんない」の2語しか話せなくなっていた……。

「左脳を大きく損傷した私は、かなりのことがわからなくなっていました。自分が自分であることはわかる。でも自分の名前も、数字も、時計も、言葉も、常識もわからない。少し前まではふたりの子どもを育てながら、大量の原稿を書いていた私が、ほとんど赤ちゃんのような状態になっていました。」(本文より)

1987年に『週刊文春』で「おじさん改造講座」の連載をスタートさせて以来、高速タイピングで小気味よい文章を次々と生み出してきたコラムニストが「言葉」を失う。そんな悲劇的な状況でも「絶望してもしょうがない」と明るく受け止めて、家族や友人、医師、言語聴覚士、理学療法士らに支えられながら、日々を楽しみつつ前向きにリハビリを続け、再び長い文章が書けるようになるまで。
「いずれ本を書くときの資料になるはずだ」と、カセットテープに録音しておいた手術前後の家族との会話、夫の当時の日記、実際の脳のMRI画像、担当の医師や言語聴覚士、理学療法士に著者本人が取材して得た証言を織り込んで、失語症になった当事者自らがパソコンのキーボードを一文字一文字打って綴った渾身のノンフィクション。

カバーの「脳みそちゃん」の製作は、人気ぬいぐるみ作家、片岡メリヤスさんが担当。

内容説明

手術から目覚めたら「お母さん」と「わかんない」しか言えなくなっていた!テープに残されていた手術前後の家族との会話や自ら取材した関係者の証言を織り込んで一文字一文字綴った渾身のノンフィクション!

目次

序章 くも膜下出血
第1章 手術
第2章 集中治療室
第3章 一般病棟
第4章 リハビリテーション病院
第5章 スペシャルセラピスト
第6章 私のサリバン先生
終章 十年が過ぎて

著者等紹介

清水ちなみ[シミズチナミ]
1963年東京都生まれ。青山学院大学文学部卒業後、OL生活を経てコラムニストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

onasu

26
「おじさん改造講座」の清水ちなみさん、久方ぶりにお名前を見つけてみれば…。  くも膜下出血に見舞われたのは09年11月、医者嫌いから手術に至るに10日以上! 幸いにも命は助かったものの、左脳の脳梗塞から失語症と複視(二重に見える)、右手足の麻痺が残り、リハビリをして10年以上、闘病記の執筆まで至ったが不自由は残るそう。  年頃か、同様の知らせもちらほら。程度もあるだろうが、症状が知れたことは勉強になった。好奇心とがんばりの他、いいご家族に恵まれたのですね。自らへの注意喚起と共に、向後の無事もお祈りします。2023/05/07

yunyon

24
すごく興味深く読みました。それは、脳の不思議さ。本人の努力が一番だと思いますが、家族の協力、医療スタッフとの連携、すべてが良い形で回ってここまでの回復があったんですね。それは本当に奇跡!、自分の頭の中に言葉はあって、同じように話しているのに,出ている言葉は「お母さん、わかんない」…。自分が同じ立場にたったら、こんな風に前向きになれるかどうか、自暴自棄になってしまいそう。本当に作者はすごいと思う。2023/07/03

ひさしぶり

23
言語を司る左脳の1/4の機能不全の状態からの回復を綴っています。働かない脳の機能を本来担当部署でない脳内の箇所で不完全ながら請け負い補足する、なんて人間の身体って凄んでしょう。彼女の努力もすごいけど家族の理解がこれまたすごい。彼女もジル・ボルト・テイラーの『奇跡の脳』を読まれていた。⚪︎言語のリハビリを始める前に飲み込みの評価⚪︎標準失語症検査⚪︎脳疾患の6ヶ月の壁⚪︎腰痛を訴える人で実際に腰に問題を抱えている人はほとんどいない。体幹の問題。2023/06/12

uniemo

19
出産の時読んだ清水ちなみさん。最近お名前を聞かないと思っていたら大変な病気をされていたことに驚きました。作家としては大打撃の言語に関連する左脳のかなりの部分を損傷してしまうのは相当なショックでしょうが家族がリハビリにとても協力的であることや、清水さんらしさがあってあまり辛い感じがでていないところが良い読後感でした。2023/08/07

よしじ乃輔

18
週刊文春連載の「おじさん改造講座」で有名になったコラムニスト清水さんの脳梗塞後の闘病記。「お母さん」と「わかんない」の二語しか発語できなかった当初、その意味を汲み取りながら支えた家族やリハビリを経て、本書を書き上げられた回復具合に色々驚く。脳の補修能力の凄さよ、という感じ。俯瞰というか、少し突き放した文章がユーモラスな明るさのある闘病記でした。2024/05/04

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