ちくま文庫
喜びのおとずれ―C.S.ルイス自叙伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480421685
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0123

内容説明

『ナルニア国物語』で有名なファンタジー作家C.S.ルイスの唯一の自伝。幼年期から青年期、第一次大戦に従軍し大学に戻り学究生活を送るまでが詳細に語られる。家族、友人、そして出会った本のこと、人生の折々に突然襲う激しい「喜び」の感情、神と出会うまでの精神の葛藤が、抒情とユーモアと深い思索のうちに回顧される。ルイスのファンタジーに新たな光を当てる。

目次

最初の歳月
強制収容所
マウントブラッケンとキャンベル
心をひらく
ルネッサンス
上級生のお偉方
光と影
解放
ノック先生
運命の女神の微笑
王手がかかる
銃とよき仲間
最新の知識
王手詰み
真のはじまり

著者等紹介

ルイス,C.S.[ルイス,C.S.][Lewis,C.S.]
1898‐1963。北アイルランド生まれ。英文学者・批評家・小説家。ケンブリッジ大学教授。ヨーロッパ文学や宗教に関する研究を発表する一方、小説家として活躍

早乙女忠[サオトメタダシ]
1930年東京生まれ。中央大学名誉教授

中村邦生[ナカムラクニオ]
1946年東京生まれ。大東文化大学教授。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shou

2
ルイスの前半生、家庭や受けた教育、大戦のことなど。タイトルから予想した、ナルニヤに見られる宗教的な思想の記載は予想よりも少なく、そこに至るまでの人や本との出会いや思想形成の過程が中心。2014/02/25

秋津丸

1
若い頃、このルイスやトールキンに夢中になっていたことがある。その頃に読んだがは忘れてしまったが、改めて読んでみた。 この本の主題である「無神論からキリスト教徒に回心」というより、キリストの手の上で動き回っていただけの話にしか読めなかった(ルイス自身には、いろいろな葛藤があったのだろうが)。このキリスト教の影響ということについては、日本人には理解しがたいと思う。個人的には、この自叙伝の後のジョイとのストーリーの方が興味がある。そして全く関係ない話だが「永遠の愛に生きて」はDVD化されないのだろうか・・・2014/04/17

gibbelin

0
オズワルド・ルワット『水棲生物』にカルチャー・ショックを受けたばかりだが、イギリスでも1966年までは男色は処罰の対象であったのだ…。 「性愛は多くの場合『喜び』の代りをするが、『喜び』は性愛の代用にはならない」(王手がかかる)2025/06/20

こてお

0
幸福な幼年期とか両親の描写が大好きであることに気づいた。モームは幸せな幼年期ではないけれど、それでも母親の描写なんかはとても好きだ。前半の家庭の話から大学に入るまでの人格形成の道行きは楽しく読んだ。たぶん人の自分語りのようなこういう話が好きなんだと思う。 後半の、この本の主目的であると思われるキリスト教への回心までの話は、哲学に疎いのもあってかなんだかつかみどころがなくてよくわからない話に感じてしまった。結局のところ、頭のなかで自分とはなにかとか世界との関係をいじり回すのに限界が来た結果なのではと感じた。2019/09/26

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