ちくま文庫
志ん生滑稽ばなし―志ん生の噺〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 361p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480420619
  • NDC分類 913.7
  • Cコード C0176

内容説明

何度も甦り、その度にファンをつかんで放さない志ん生落語。その代表作八十二席をジャンル別に分けて贈るシリーズ第一弾。軽妙洒脱なおかしみ満載のおなじみ爆笑篇二十二席。

著者等紹介

古今亭志ん生[ココンテイシンショウ]
1890年、東京神田に生まれる。本名美濃部孝蔵。初代小円朝門下の朝太をふりだしに1939年、5代目志ん生を襲名するまでに改名16回。若いころは酒と奇行で知られ、戦後は実力、人気ともに落語界の第一人者となる。落語協会会長をつとめ、紫綬褒章、勲四等瑞宝章受章。1973年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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saga

25
家で読むときは一日一噺で読み進めたが、読了日は所用で電車での移動中に10噺を一気に読んだ。志ん生のCD-BOXが手元にあって、iPodで夜な夜な聞いているが、半分近くがCD未収録で興味深い。明治生まれの師匠の語り口は、江戸弁と自分の世代には使われない言葉が多く、その辺りが本シリーズを読む動機になっている。残り4巻も追々楽しみたい。2018/05/12

kochi

14
江戸に奉公に出てきているのお花のところへ、故郷から来た赤紙付きの手紙。母の病状を心配した字の読めないお花は、通りがかりの侍に代読を頼むが、侍は手紙を見て「無念じゃ…」と絶句。泣き出す二人を遠目に見る人々は…(「泣き塩」)昭和の名人古今亭志ん生(俳優中尾彬の妻、池波志乃の祖父)の高座の書き起こし(口調なども極力再現しようとされている)から、滑稽な話を集めたもの。収められた個々の話を読むとずいぶん短く感じるが、演じられた動画を確認すると15分弱のいわゆる一席になっていると思われるので、こういうものなのだろう。2024/05/26

toshi

7
「道灌」、「千早ふる」、「饅頭こわい」、「和歌三神」、「替り目」、「岸柳島」、「三味線栗毛」、「三人絵師」、「麻のれん」、「元犬」、「犬の災難」、「狸賽」、「安兵衛狐」、「猫の血」、「宿屋の富」、「水屋の富」、「不精床」、「あくび指南」、「強情灸」、「泣き塩」、「鮑のし」、「天狗裁き」。2015/12/24

すのさん

4
「いだてん」で志ん生を知った。落語に関する知識がほとんど無いので、初めて見る噺ばかり。しかしどの噺もべらんめえ調の江戸の薫りがして面白かった。噺を知ったので次は聞いてみようと思う。2020/01/12

茶々太郎

4
話し方をイメージしつつ読むためか、私にしてはノンビリとページを進めた印象。昨今の「過激であればいい」という風潮やら「売れるためには炎上上等」という美意識のなさに辟易していた私としては、読後感のいい本作は至福。寄席に行きたいねぇ。2016/07/23

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