現代短歌全集〈第2巻〉明治四十三年~大正二年 (増補版)

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  • サイズ A5判/ページ数 444p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784480138224
  • NDC分類 911.167
  • Cコード C0392

内容説明

自然主義思潮の洗礼を受け多彩な展開をとげた明治末期~大正初期の歌集を収める。

目次

独り歌へる(若山牧水)
収穫(前田夕暮)
覚めたる歌(金子薫園)
相聞(与謝野寛)
酒ほがひ(吉井勇)
一握の砂(石川啄木)
黄昏に(土岐哀果)
悲しき玩具(石川啄木)
死か芸術か(若山牧水)
新月(佐佐木信綱)
かろきねたみ(岡本かの子)
日記の端より(尾上柴舟)
桐の花(北原白秋)
旅愁(内藤〓策)
涙痕(原阿佐緒)
春かへる日に(松村英一)
赤光(斎藤茂吉)
さすらひ(尾山篤二郎)

著者等紹介

松村英一[マツムラエイイチ]
明治22年12月31日、東京芝愛宕下に生れる。幼少期を尾張熱田で過ごす。33年上京、親戚の錦絵商に見習奉公する。38年、窪田空穂選の「電報新聞」和歌欄に拠る十月会に参加。会員の合同歌集である40年の『白露集』、43年の『黎明』に参加。やがて小説に中心を移す。大正2年、歌集『春かへる日に』を刊行。自然主義的な現実味や悲哀感などが顕著で、また、牧水らの試行と重なる破調歌を試みた。3年6月創刊の雑誌「国民文学」に参加、小説などを発表。同誌は翌年短歌結社誌となり、以後作歌に励む。6年、同誌の編集経営にあたり、今日に及ぶ。また、10月創刊の歌壇総合誌「短歌雑誌」を、最初尾山篤二郎と編集。13年、歌集『やますげ』を刊行。万葉調を基調とした堅実な写実的詠風を確立。昭和期に入り、旅行詠・山岳詠が中心をなす。22年刊の『露原』や25年刊の『山の井』では、自在さと人生への思いの深さが加わる。33年に『松村英一全歌集』(上下)を刊行。48年7月、妻楽子死去。以後特に孤愁を深めた老の歌をなす
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