感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
117
これでちくま文学の森はすべて読了しましたが、また時々読みなおそうという気がしています。この巻では結構読んだものがあり、楽しめました。「まっぷたつの子爵」「象を撃つ」「男色武士道」「南から来た男」などなどです。戦争や個人的なかけごとなども含んだ戦いまで様々な分野の作品が楽しめます。2018/11/24
メタボン
25
☆☆☆収穫は少なかった。特に「コシャマイン記」は拍子抜けしてしまった。その中でも良かったのは、伊東温泉の射的場で娘の膝を空気銃で撃つ「太宰治・雀」、武士として男同士の純愛と誇りを感じさせる「池波正太郎・男色武士道」、老人と若い男が車と小指を賭けるが最後老人の妻がやってきて意外なオチとなる「ロアルド・ダール・南から来た男」、あるものにしか見えない海に浮かぶ黒い鮫が非常に上手い隠喩となっている「ブッツァーティ・コロンブレ」。2018/02/12




