出版社内容情報
完璧に見える証言をどう切り崩すか。名弁護士らが用いた尋問技術をあますことなく紹介し、本邦でも多くの法曹に影響を与えた古典的名著。解説 高野隆
内容説明
裁判の行方を大きく左右する証人による証言。だが、彼らがつねに真実を語っているとは限らない。一見、完璧にみえるその主張をどうやって切り崩し、議論の主導権を握り、事の真相を明るみに出すか。本書では名だたる弁護士たちが用いた反対尋問の技術を集め、豊富な実例とともにあますことなく紹介。初版刊行から1世紀以上経てもなお、アメリカの法律家にとってバイブル的存在でありつづけ、日本でも多くの法律家・法曹志望者を刺激してきたこの古典的名著には、一般の議論・討論にも応用できる数々のテクニックが凝縮されている。
目次
第1部 反対尋問の原理(序論;反対尋問の態度・作法;反対尋問の内容;偽証した証人への反対尋問;鑑定人への反対尋問 ほか)
第2部 著名な反対尋問の実例(レジナルド・ヴァンダービルト夫人への反対尋問;レオナード・キップ・ラインランダーへの反対尋問;セシル・バレット夫妻への反対尋問;エイダならびにフィービ・ブラッシュ姉妹への反対尋問;マルティネス嬢への反対尋問 ほか)
著者等紹介
ウェルマン,フランシス[ウェルマン,フランシス] [Wellman,Francis L.]
1854‐1942年。アメリカ・マサチューセッツ州生まれ。ハーバード大学および同ロー・スクールを卒業。ニューヨークの裁判所で、はじめは検察官として、のちには弁護士として活躍。1880年代から90年代にかけ、反対尋問の名手として盛名をはせる。1903年に、その経験にもとづき『反対尋問』を刊行、同書はアメリカの法律家にとってバイブル的な存在となった
梅田昌志郎[ウメダヨシロウ]
1927年北海道生まれ。英文学者・作家。北海道大学文学部を卒業。法政大学、文化学院などで講師をつとめる。1960年、「海と死者」で中央公論新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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