出版社内容情報
古代ギリシア・ローマの作品を原本に近い形で復原すること。それが西洋古典学の使命である。ホメーロスなど、諸作品を紹介しつつ学問の営みを解説。
久保 正彰[クボ マサアキ]
著・文・その他
内容説明
散在する古いテクストを集め、照合し、可能なかぎり「原典」と呼ぶにふさわしい校訂版を作ること。それが古典学の使命である。また、言語学的側面をはじめ、原典を享受するための厳密な知識の追究も行う。西洋の場合、その主対象は古代ギリシア・ローマの諸作品である。古典学の営みとはいったいどのようなものなのか―。本書では、西洋古典学の要諦を紹介しつつ、ホメーロスの叙事詩からギリシア悲劇・喜劇まで、西洋文学の源流となった作品群の構造と意味を解説する。
目次
序論―西洋古典と西洋古典学
1 ホメーロス叙事詩の構造―『イーリアス』を中心として
2 ヘーシオドス―思想への道
3 抒情詩人の再発見―その1
4 抒情詩人の再発見―その2
5 ギリシア悲劇の基本構造―アイスキュロスの『ペルシアの人々』
6 ギリシア演劇詩の完成―その1
7 ギリシア演劇詩の完成―その2
著者等紹介
久保正彰[クボマサアキ]
1930年、広島市に生まれる。53年、ハーヴァード大学卒業。古典語学・古代インド語学専攻。57年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、東京大学名誉教授。東北芸術工科大学学長、日本学士院院長も歴任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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