ちくま学芸文庫<br> 西洋哲学史

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西洋哲学史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480097965
  • NDC分類 130
  • Cコード C0110

出版社内容情報

西洋を代表する約八十人の哲学者を紹介しつつ、哲学の基本的な考え方を解説。近現代五百年の流れを一望のもとに描き出す名テキスト。解説 伊藤邦武

野田 又夫[ノダ マタオ]

内容説明

戦後日本を代表する哲学者による、ロングセラー入門書。ルネサンス期から現代まで、代表的哲学者約80人の理論の核心とそれが生み出された背景を丁寧に描き、哲学史500年の歩みを通覧する。中世の神に権威づけられた世界秩序は、17世紀の数学的自然学の誕生とともに人間の理性を基盤とした科学的世界観に移行していく。18世紀に登場した啓蒙主義とロマン主義の哲学の相克の歴史は現代まで形を変えて繰り返され、その反省の下で20世紀、新たな世界観を選びとろうとする実存の哲学へと繋がっていく。決定的な転換点に光をあてつつ、流れを一望する。

目次

1 近世の哲学(概観―ルネサンスから現代まで;ルネサンスの哲学;古典的理性の哲学;啓蒙の哲学(イギリス;フランス・ドイツ)
ドイツ観念論
啓蒙主義とロマン主義―フランスとイギリス
十九世紀の哲学
十九世紀の哲学―ドイツ)
2 現代の哲学(概観―十九世紀とのつながり;分析の哲学と生の哲学;現代の哲学)

著者等紹介

野田又夫[ノダマタオ]
1910‐2004年。戦後日本を代表する哲学者。京都帝国大学で田辺元、九鬼周造、天野貞祐らの元で学び、大戦後の京都大学で、田中美知太郎、西谷啓治らとともに西洋哲学史および哲学専攻で教鞭をとった。のち関西学院大学教授、甲南女子大学教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゲオルギオ・ハーン

20
ルネサンス期から1960年代頃までの哲学史を哲学者に注目して時系列でまとめた一冊。総勢80人にもなる哲学者の概要を書いているためボリュームはあります。ただ、古代からの繋がりなしにいきなりルネサンス期から哲学史を書いたため予備知識なしに読むとなんでこんな考えに至ったのかよく分からないところが出てくるように見受けられました。そのため途中で別途調べて、再開したところ汎神論が未だ根強い時期をスタートにして近代的自然観が強くなっていく過程に注目してまとめた一冊として読めたので読後感は悪くありませんでした。2021/09/21

Hiroshi

5
西洋近世の哲学史の全体にわたるハンドブックとして役立つような本。1965年に刊行された本の文庫化されたものであり、サルトル迄。①15・6世紀のルネサンスの時代、②17世紀の古典的理性主義に基づく形而上学の時代、③18世紀の啓蒙主義の時代、④18世紀末から19世紀前半のカントからドイツ観念論、⑤19世紀の科学の分化の時代、⑥20世紀の現在の哲学、からなる。①で自然主義、客観的観念論、自由の観念論が入り交じり、②④では自由の観念論から客観的観念論への移行がある。①は著者の『ルネサンスの思想家たち』で補足する。2023/11/14

amanon

5
理解の程は怪しいものの、一読して本書は手元に置いて繰り返し読むべき物であると直感した。サブタイトルにもあるように、哲学史全般をカバーしているわけではないが、ルネッサンスから現代までという切り取り方に著者ならではのこだわりと独自性が伺える。また、一般的な哲学史とは趣を異にしているのは、ややマイナーな哲学者(特にフランス系)にもかなり言及していること。そのことによって、英仏独の哲学者達がいかに影響を与えあってきたかがより鮮明になる。平明な文体でつい読み飛ばしてしまいがちだが、用語一つ一つに留意して読むべし。2017/11/09

politics

4
ルネサンス期からハイデッガー、サルトルら現代哲学までの通史。思想家たちがどのように思想を継承していったのか流れるよう叙述されているので大変思想の流れが掴みやすかった。また特徴としては科学・自然哲学的な説明が多いこと、解説者も言うように19世紀哲学も触れらていることなどがあげられるだろう。2021/08/21

Hiroshi

4
15Cのルネサンスの時代から20Cの現代まで、西洋哲学約5百年の歩みを通覧する本。この5百年は⑴15~16Cルネサンスの時代(主として汎神論)、⑵17C古典的理性主義に基づく形而上学の時代(近世的な自然の見方と秩序と自由の思想)、⑶18C啓蒙主義の時代(経験論と自由主義)、⑷18C末~19C前半カントからドイツ観念論へ(啓蒙主義からロマン主義的形而上学への移行)、⑸19C科学の分化の時代(哲学の論理への反省と世界観の多元性の意識)、⑹20C現代の哲学(啓蒙主義とロマン主義の対立、新たな世界観)に分かれる。2021/03/27

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