内容説明
会計利益の基礎概念に照らして、IASBの認識の是非を問い、概念フレームワークにおける問題の本質を解明。包括利益および純利益と経済的所得の概念との関係性を検討した上でIASB概念フレームワークの諸問題を利益概念との関係で考察。
目次
研究の目的と構成
第1部 包括利益と経済的所得の概念(包括利益の「理論的根拠」;包括利益と経済的所得の中心概念;事前・事後の概念と会社の所得)
第2部 純利益と経済的所得の概念(純利益と所得No.2;ウィンドフォールの認識;自己創設のれんとウィンドフォール)
第3部 財務報告に関する概念フレームワーク(概念フレームワークの目的と利益概念;質的特性におけるトレードオフと測定の不確実性;測定基礎の選択;リサイクリングと測定基礎)
財務報告の概念フレームワークにおける利益概念
著者等紹介
浅見裕子[アサミユウコ]
1995年慶應義塾大学経済学部卒業。1998年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。2000年学習院大学経済学部専任講師。2001年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。2003年学習院大学経済学部助教授。2008年学習院大学経済学部教授。2019年経済学博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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