ちくま学芸文庫<br> 生き方について哲学は何が言えるか

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ちくま学芸文庫
生き方について哲学は何が言えるか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480097910
  • NDC分類 150.23
  • Cコード C0110

出版社内容情報

倫理学の中心的な諸問題を深い学識と鋭い眼差しで再検討した現代における古典的名著。倫理学はいかに変貌すべきか、新たな方向づけを試みる。

内容説明

生き方について哲学がどれほどの道しるべとなりうるかを考察した名著。近代の論証的合理性がわれわれの倫理的思考を損なっているという認識に立ち、道徳哲学の現状が議論される。「人はいかに生きるべきか」。ソクラテスのこの問いかけは、現代世界ではおよそ共通の答をもちえない。生き方についての確信は、知識による確実性や特定の信条への決断ではなく、“自信”の問題として捉えるべきだと著者は説く―。古代ギリシャにおける哲学的思惟の豊かさを再発見し、純粋な理論と先入見に満ちた実践へと分裂した倫理に統合の展望を与える。

目次

第1章 ソクラテスの問
第2章 アルキメデスの支点
第3章 基礎づけの試み―幸福
第4章 基礎づけの試み―実践理性
第5章 倫理学理論のスタイル
第6章 理論と偏見
第7章 言語論的転回
第8章 知識、科学、収斂
第9章 相対主義と反省
第10章 道徳、この特異な制度

著者等紹介

ウィリアムズ,バーナド[ウィリアムズ,バーナド] [Williams,Bernard]
1929‐2003年。イングランド生まれ。哲学者。オクスフォード大学卒業。ケンブリッジ大学、オクスフォード大学教授など歴任

森際康友[モリギワヤストモ]
1950年、兵庫県生まれ。明治大学特任教授、名古屋大学名誉教授。専攻は法哲学・法曹や医療者の倫理

下川潔[シモカワキヨシ]
1953年、福岡県生まれ。学習院大学教授。専攻はイギリス哲学・倫理学・政治哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フリウリ

6
きわめて難解です。難解な理由、その一。内容は倫理学の学説史に沿った批判なので、前提となる知識がないと理解できない。その二。著者独自の考えがよくみえない。その三。結論を先送りする癖があり、議論の着地点がわからない。その四。翻訳者の日本語があやしい(この文庫にしては珍しくわかりやすいエラーもある)。その五。「訳者あとがき」で、本書の内容と評価が、本書の「書評」から援用されているが、これは翻訳者が本書の内容を十分に理解していない疑いを抱かせる。その六。以上を補えない読み手の知識および理解力の不足、かな?52023/07/13

ろくしたん

3
ありそうでなかった本。結論が書いてある場所。。。2021/03/08

ろくしたん

2
トラシュマコスという言葉は初めて。ギリシャ人は、仮想がうまい。現代哲学の基礎が分かりそうな本。2021/03/12

Bevel

2
倫理の一人称性を重要視し、それとのかかわりで制度(=三人称的なもの)を論じる「濃い概念」の空間性を哲学のフィールドにするという感じなのかな。「重要性」とか「熟慮優先順位」によって義務を考える10章の議論が面白かった。2021/02/03

荏苒 byn

2
「「それで?」という読後感を持った方も少なくないかもしれない」文庫版訳者あとがき449。 これほどの観念論を書く能力は、並大抵ではないとは、思う。読んで付いていくのは、大難儀。browsed 2020/12/07

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