ちくま学芸文庫<br> 文章心得帖

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文章心得帖

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  • サイズ 文庫判/ページ数 217p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480095800
  • NDC分類 816
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「余計なことはいわない」「紋切型を突き崩す」等、実践的に展開される本質的文章論。70年代に開かれた一般人向け文章教室の再現。

内容説明

日本語を離れ、ふたたび日本語に戻った著者が、思いを伝えるための最良の方法を求めた文章教室。

目次

1 文章を書くための第一歩(紋切型の言葉について;三つの条件;「書評」の書き方;情報量の少ない文章;自分らしい本の読み方)
2 見聞から始めて(原体験と体験のちがい;いい文章の目安;結びの文章を工夫する)
3 目論見をつくるところから(文章を書くことは選ぶこと;本のタイトルと目次;目論見の成功と失敗)
4 文章には二つの理想がある(はじめての文体の魅力;適度な簡潔さが基準)

著者等紹介

鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年、東京生まれ。1942年、ハーヴァード大学哲学科卒。交換船で帰国後、海軍嘱託としてジャカルタ在勤武官府勤務。46年、丸山眞男らと『思想の科学』を創刊。65年、小田実らとべ平連を結成。京大助教授、東工大助教授、同志社大教授を経て70年より著述業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

20
1980年初出。先ほどの出口先生と違い、鶴見氏はこどもの時、世界で1番本を読んだ人になりたいという理想をたて、1日4冊以上読むことにしたという(008頁)。鶴見氏が評価しているのは、花田清輝、竹内好、梅棹忠夫。山田慶児、多田道太郎(014頁)。川喜田二郎先生が鶴見氏に教えたことは、小さな紙切れに書くのがコツということ(137頁)。流石はKJ法である。1枚に1つのことしか書かない、書けない(138頁)。これは凝縮、アイデアのつまみ。カードを使って学位を目指そうかな。2014/11/21

まこみや

18
加藤典洋さんの勧めで読んだ。「誠実さ」「明晰さ」「わかりやすさ」という理想の文章三原則には深く納得する。文章を作ることは「混沌から形を作る」ことというのもよくわかる。しかし「紋切り型を捨て」て、「文間文法の技巧」を身につけ、「原体験を抑制し」て、「リズミックに構成」するという心得は、理念としては理解できるが、実践するとなるとなかなか初心者には難しい達人の太刀捌きだと思う。2020/10/24

みっちゃんondrums

15
文章を書くということは、自分が何かを思いついて考える支えになる。誰もが書くことを書かないことで、自分の考えを示す。これらが印象に残った。具体的な書き方としては、紋切り型を避けるということ。つい決まり文句や形容語句を使ってしまうことを反省した。鶴見氏は簡潔な物言いが好きなのだろう。自分は、さっそく影響されている。2015/12/23

fonfon

12
1980年初版の文庫化。講演録。文章の二つの理想「沈黙に見合う文章」と「暮らしに溶けて行く文章」 「沈黙に見合う文章」~簡潔な物言いは黙っていることと見合う。言葉を惜しんで書く、。ある沈黙の状態を自分のなかではっきりつくるために書く、すると沈黙も書くこともほとんど同じ重さになって釣りあいがとれる。 もうひとつは「暮らしに溶けてゆく文章」毎日いろんなことをやりながら雑然とうごいているのが自然に反映しているような文章~たとえば小田実。ぺらぺら喋りながら、、暮らしと一枚になっているような文章。それもひとつの理想2013/12/04

ポテンヒット

11
鶴見さんのこのような本があるのを知らなかったので興味を持った。79年に現代風俗研究会というグループに集う人々が主に生徒となり、美容院の一室で文章教室が行われていた。鶴見さんが繰り返し言うのは、文章はわかりやすく、そして紋切り型の言葉をつきくずすという事。これが簡単なようで難しい…。鶴見さんの授業は、きっと面白かっただろうな。2022/11/17

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