ちくま学芸文庫<br> 心の仕組み〈下〉

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ちくま学芸文庫
心の仕組み〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 532p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480095015
  • NDC分類 140
  • Cコード C0112

出版社内容情報

人はなぜ、どうやって世界を認識し、言語を使い、恋や友情を育み、宗教や芸術など精神活動をするのか? 進化心理学の立場から、心の謎の極地に迫る!

内容説明

人間は友情をはぐくみ、恋に落ち、家族を愛し、笑い、喧嘩をし、人をだまし、幽霊やUFOを信じる。芸術や宗教といった高尚な精神活動に励むと思えば、男は際限なく新たな相手を求め、女は強い男を求める。このとき、人間の心は、そして脳はいったい何をしているのか?上巻で科学的アプローチから解明した人間の精神活動の不思議を、下巻では歴史的、文化的視点を加えてさらに究明する。はたして心が生まれ、このように進化してきた究極の目的とは?心はじつはわれわれ人類が自らのコピーを最大化するために「設計」されたツールなのか!?気鋭の心理学者、ピンカーがついに謎の極限に踏み込む。

目次

第5章 推論―人は世界をどのように理解するか(生態学的知能;カテゴリー化 ほか)
第6章 情動―遺伝子の複製を増やすために(普遍的な情熱;感じる機械 ほか)
第7章 家族の価値―人間関係の生得的動機(親類縁者;親と子 ほか)
第8章 人生の意味―非適応的な副産物(芸術とエンタテインメント;何がそんなにおかしいのか? ほか)

著者等紹介

ピンカー,スティーブン[ピンカー,スティーブン] [Pinker,Steven]
1954年生まれ。スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学で教鞭をとり、現在はハーバード大学心理学研究室教授。著書『心の仕組み』で「ロサンゼルス・タイムズ」ブック賞、「ニューヨーク・タイムズ」ブック・オブ・ザ・イヤーをはじめ、数々の賞を受賞

山下篤子[ヤマシタアツコ]
北海道大学歯学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

34

21
ピンカーのこの著作は、進化心理学の基本的な考え方とそれまで知られていること(原著97年刊)を、いくぶん理想化されてはいるけれどもその分スタイリッシュな図式のもとに提示するもので、流れるような筆致の見事さとともに理想的な入門書となっている。不満があるとすれば、人間の「社会的に構成された」レベルについてピンカーが完全に無視を決め込んでいることだが、それは著者の戦略でもある。その後の進展として、人類の進化が比較的最近まで継続していたことがゲノム解析によってあきらにされたようだが、著者の応答はいかなるものだろう。2017/07/21

やまやま

12
下巻の方が心理学風である。様々な人間関係、それは夫婦や恋人との関係や親子、仲間とライバル、敵味方といったものであろうが、それを築く生得的動機について饒舌に語る。個人的には、このような知見を20年前に得ていたら随分違ったものの見方ができたかもしれず、浅学を悔いた。最後では人生の意味として芸術や宗教論が語られる。上巻とは逆に、お話を聞いていると、自分が一体どんな意識を持って生活しているのか、まさにそこには「自由意志」はなく、脳の機能もまた呼吸や心臓の鼓動と同じように、人の意識が作用できるものでもない気がした。2019/11/03

roughfractus02

6
インストールされたmindと言うが、それは体のどこかに局在するのではない。上巻の脳神経科学とコンピューティングのテーマら、下巻は進化心理学にシフトし、mindの局在(例えば脳)から脱してモジュールや適応概念を使って関係が作る諸領域のmindを描く。その際、情動は複製力の強い遺伝子が偶然残る適応の効果とされ、後に言語の「力のダイナミクス」とされる領域は家族をモデルとした「生得的契機」とされ、非適応的に見える芸術等の役割にも言及される。が、その推論は演繹的で、生態やアナロジーの検証より反証に向くように思える。2017/02/28

GASHOW

6
難しい内容だと思ったが、上巻よりは身近な事柄がとりあげられていたと思う。違う本のものかもしれないけれど、人類の進化99%と現代の生活の内容が違っていて、これまでの進化の中で培われたものが我々にあるということかな。2015/03/30

Mits

6
ふむ… 結局、言いたかったことは心の仕組みは進化論でおおむね説明できるということだけなのかもしれない。 狩猟採集に最適化されている以上、現代に生きる人間にとっては不自由なものであったりするかもしれないということは、まぁ、そうかもと。 多くの部分については、育った環境や教育とは関係ないようで、理屈では正しいとわかっていても、常に正しい方向に人間が変われるわけでもない。 難儀ですね。2013/07/13

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