出版社内容情報
不朽の名著『日本文学史序説』について、著者みずからが語った講義録。文学とは何か、〈日本的〉とはどういうことか、現代の古典を縦横に語りつくす。
内容説明
世界7カ国語に翻訳され、高い評価を受けた『日本文学史序説』。本書は、この不朽の名著について、著者みずからが集中講義を行った全記録である。『日本文学史序説』のエッセンスを分かりやすく説きつつ、執筆の方法論を明かし、その後の発見なども織り交ぜて縦横に語る。日本文学の細やかな味わいについて、中国や西洋の文学との比較、文学にあらわれた思想について―自著の解説やすでに語られたことの要約に留まらぬ、芸術・文化、政治、社会に及ぶ白熱の講義録。文庫化にあたり、『日本文学史序説』をめぐる、大江健三郎、小森陽一、成田龍一各氏の追悼鼎談を「もう一つの補講」として収録。
目次
第1講(日本文学の特徴について;『万葉集』の時代)
第2講(最初の転換期;『源氏物語』と『今昔物語』の時代)
第3講(再び転換期;能と狂言の時代;第三の転換期;元禄文化;町人の時代)
第4講(第四の転換期;工業化の時代/戦後の状況)
最終講 自由討論
もう一つの補講 加藤周一が考えつづけてきたこと(大江健三郎・小森陽一・成田龍一)
著者等紹介
加藤周一[カトウシュウイチ]
1919‐2008年。東京生まれ。東京帝国大学医学部卒。早くからヨーロッパ文学や日本の古典文学を読む。戦後、多彩な執筆活動を展開。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学をはじめ、ドイツ、イギリス、アメリカ、スイス、イタリアの大学や、上智大学、立命館大学などで教鞭をとる。2004年、平和憲法擁護の「九条の会」の呼び掛け人となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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