ちくま学芸文庫<br> ベンヤミン・コレクション〈6〉断片の力

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ちくま学芸文庫
ベンヤミン・コレクション〈6〉断片の力

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  • サイズ 文庫判/ページ数 702p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480094643
  • NDC分類 948
  • Cコード C0110

出版社内容情報

ソネット、未完の幻想小説風短編など、ベンヤミンの知られざる創作世界を拾遺。『パサージュ論』成立の背景を明かすメモ群も収録した待望の第六弾。

内容説明

「叙述の輝きは思考細片の価値にかかっている」とベンヤミンは言う。“これが青年期の思考だ”と叫んでいる「形而上学」。第一次世界大戦の勃発直後に自殺した親友に捧げるソネット群。旅の途上の夢想に紡がれた小品群。夢や思い出、ふと心に浮かぶ想念から生まれ出た物語群。亡命の前年に運命の島イビサで綴られた、ベルリンでの幼年期から青年期までを回想する手記―。本書では、ベンヤミンの特異な“断片”概念が織り成す多様な言語表現を立体的に構成。謎に包まれた『パサージュ論』の生成過程を明かす、邦訳初公開の覚書集三篇が注目される。待望の新編・新訳アンソロジー第六弾。

目次

アフォリズム集
ケンタウロス
“青春”の形而上学
ソネット集
“心象”風小品集
物語/お話集
ベルリン年代記
『パサージュ論』初期覚書集

著者等紹介

ベンヤミン,ヴァルター[ベンヤミン,ヴァルター][Benjamin,Walter]
1892(Berlin)‐1940年(Port‐Bou)。20世紀ドイツの最も異彩を放つ思想家・批評家。きわめて緻密で繊細な文体をもつ卓越した文章家。青年運動の只中で思想形成期を迎え、ユダヤ神秘主義、観念論的弁証法、マルクス主義的歴史哲学等の影響を受ける。激動の時代状況とアクチュアルにまたラディカルに切り結びながら、同時に近代もしくはモデルネの原史(Urgeschichte)を見据え続けた。亡命行の途上でみずから命を絶った

浅井健二郎[アサイケンジロウ]
1945年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。現在、東京大学名誉教授。専攻、ドイツ文学

久保哲司[クボテツジ]
1957年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。現在、一橋大学社会学研究科教授。専攻、ドイツ文学

岡本和子[オカモトカズコ]
1974年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。現在、大東文化大学外国語学部准教授。専攻、ドイツ文学

安徳万貴子[アントクマキコ]
1979年生まれ。九州大学大学院博士課程修了。現在、東京工業大学外国語研究教育センター准教授。専攻、ドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シンドバッド

6
正に副題の通り 断片とはいえ大きな力を感じ 魅了される。 やはり いずれは7パサージュ論を読みたい。 2015/11/02

呑芙庵

3
これだけの仕事をしてくださった訳者方にほんとうに感謝している。2017/07/18

roughfractus02

1
何度でも、あるいは、ふと...2つの時間は全体を描こうとして果たせず、意志に反して湧き出る断片の反時間的性格だ。断片は時間の届かない絶対を指示する。割れた壺の欠片に全体を投影できないほど混乱と無力にある時、投影不能な空間が断片の新たな編成の可能性を垣間見せる。そう見えるのは著者の創作が短さ、儚さ、移ろい易さをテーマとするからではない。文字が出来事を捉えられないように、記憶は過去を捉え切れないのである。アフォリズムやソネットは何度でも読まねばならないが、それが理解されるのはその時点ではなく、別の瞬間である。2017/02/14

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