ちくま学芸文庫<br> 古代史おさらい帖―考古学・古代学課題ノート

電子版価格
¥935
  • 電子版あり

ちくま学芸文庫
古代史おさらい帖―考古学・古代学課題ノート

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 250p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480094124
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0120

出版社内容情報

考古学・古代史の重鎮が、「土地」「年代」「人」の基本概念を徹底的に再検証。「古代史」をめぐる諸問題の見取り図がわかる名著。

内容説明

考古学的な知見と、『日本書紀』『古事記』などの文献資料を織り合わせてはじめて、古代の真の姿が浮かび上がる。この考えから「古代学」を提唱する学界の重鎮が、古代の読み解き方を根本から問い直し、「土地」「年代」「人」の見方をめぐって、具体的かつ革新的な方策を提案する。「土地」の見方では変貌する河内と摂津から国生み神話の鍵などを考察。「年代」の見方では銅鏡の「年代」や「暦」を通して、古代人が時間をどう記述したかを探る。「人」の見方では、倭人=「呉の太伯」の後裔伝承の重要性などを提議。未解明の謎の数々や、古の人びとの心に想いを馳せながら、古代史を総ざらいで生きる入門書。

目次

第1章 土地の見方(海道と島々を考える;変貌する河内と摂津―国生み神話の鍵)
第2章 年代の見方(時間をどう記述したか;銅鏡の「年代」をめぐって;諸所に刻まれた年号;「暦」はどのように使われたか)
第3章 「人」の見方(『古事記』の構造;倭人=「呉の太伯」の後裔伝承の重要性;複数の「倭人」の存在;南九州を考える;海を渡る倭人たち)
おわりに―百済・武寧王の子孫としての桓武天皇

著者等紹介

森浩一[モリコウイチ]
1928年生まれ。同志社大学名誉教授。日本考古学・日本文化史学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

最近チェックした商品