ちくま学芸文庫<br> 子どもたちに語るヨーロッパ史

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子どもたちに語るヨーロッパ史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480092465
  • NDC分類 230
  • Cコード C0122

出版社内容情報

内容は後日登録

内容説明

現代フランスを代表する歴史家が、若い世代に贈る、歴史への招待状。ヨーロッパの地理的条件から説き起こし、古代から現在までの重要な出来事、画期的な人物な発明、今につながる大切な思想などを、たくさんのエピソードとともに綴った前半『子どもたちに語るヨーロッパ』と、とくに著者のフィールドである中世史について、知って楽しいさまざまな事柄を、対話形式で自由に語った後半『子どもたちに語る中世』、どちらも歴史を初めて学ぶ人たちによくわかるよう、むずかしい用語や概念を使わず、やさしい口調で説き明かす。中学生から大人まで幅広い読者に歴史の魅力を伝える、とびきりの入門書。

目次

子どもたちに語るヨーロッパ(徒歩でヨーロッパからアジアへ;ヨーロッパは存在するか;ヨーロッパという家族;歴史が地理に生命を与える;最小の大陸 ほか)
子どもたちに語る中世(中世―期間について:“よき”中世と“悪しき”中世;騎士、貴婦人、聖母;城塞と大聖堂;中世の人びと―聖職者と一般信徒、領主と農奴、都市住民、商人と職人、旅人と巡礼者、貧者と病人;権力者たち―王、教皇、皇帝 ほか)

著者等紹介

ル・ゴフ,ジャック[ルゴフ,ジャック][Le Goff,Jacques]
1924年生まれ。現代フランスを代表する中世史家。高等師範学校で歴史を専攻し、プラハ、オックスフォード、ローマへ留学後、リール大学に赴任。59年、高等研究院第六部門のスタッフとなる。以後、リュシアン・フェーヴル、マルク・ブロック、フェルナン・ブローデルらの後を受け活躍、アナール派第三世代のリーダーとなる。文献考証的な歴史学を離れ、歴史におけるイマジネールなものの研究を通して魅力あふれる歴史記述を生み出した。現在も精力的に執筆活動をつづけている

前田耕作[マエダコウサク]
1933年生まれ。アフガニスタン文化研究所所長。和光大学名誉教授。アジア文化史・思想史専攻

川崎万里[カワサキマリ]
1961年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。編集者・翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

127
大人でも十分楽しめるヨーロッパ史。前半は複雑で入り組んだヨーロッパの流れを分かりやすく、明快に語っていく。歴史のダイナミックなうねりが手に取るように分かり、知的な興奮を味わえた。好戦的な十字軍の遠征が、現代のヨーロッパと中東の緊張の遠因になった記述などは特に興味深い。後半は対話形式で日本人には馴染みのない中世の世界を描き出す。キリスト教に支配され、善と悪の二元論にどっぶり浸かっていた人々の世界観を知ることができた。そのような背景のもとでボッシュのあの奇怪な絵が描かれたのだろう。2016/06/26

モリー

30
多様な民族が多様な言語を使用しているヨーロッパという地域が一体性を持っていること、その事について中学生の頃から疑問に思い続けていました。現代フランスを代表する歴史家が、若い世代向けに著した本書を読み、理解する手掛かりが得られました。また、歴史教育のあり方についても考えさせられました。著者は、歴史という科目を人間形成に必要な基本的な学科の一つだと考えています。そして、ヨーロッパが過去に犯した過ちや罪を隠さない一方で、世界に貢献した良い面もしっかり明らかにしています。以下、引用2018/11/25

みねたか@

22
稀代の歴史学者がヨーロッパの将来を担う子どもたちに語る。異民族との出会いがもたらした豊饒さ、各国間の対立や争いの歴史、アフリカ諸国の人々の人権を踏みにじりユダヤ人虐殺という罪を犯してきた。だからこそ,門戸を開くことを恐れず,平和を希求し,ヨーロッパが真っ先に実現し,人類に差し出した進歩に向かい,再びあゆみ始めなければならないと説く。過去の罪を直視しつつ,世界の中でその存在意義を見出すという歴史を学ぶ意味を教えてくれる。このように日本を語れるだろうか?まずは、過去の直視から始めねばならない。2018/06/19

いっしー

20
再読。前半はヨーロッパ史、後半は近代史についてゴフの独特な史観を著している。教科書的でないユニークな視点でやはり子どもたちに熱く分かりやすく語っている。特に十字軍や城塞、騎士について詳しい。近代史と呼ばれている期間が、実はかなり長期間に渡っていたことは、自分にとっては新たな発見であった。2017/11/25

サアベドラ

16
Seuil社から出ている「子供に語る~(expliqué aux enfants)」シリーズから、ル・ゴフの『若者に語るヨーロッパ』と『子供に語る中世』を訳出して一冊にまとめたもの。前者では古代から現代までのヨーロッパの歴史を、後者では西欧中世の世界をトピック別にやさしい言葉で説明している。前者は著者のフランス的・EU主義的価値観が少し鼻につき、また全体的に記述が古いのであまりオススメできない。一方、著者の専門である後者は、十字軍の評価など一部の記述を除けば割りとよくできていると思います。2014/06/03

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