内容説明
「本は入念に書けば書くほど薄くなり、それだけ書くための労力が大きくなる。おおざっぱに言って、著者が綿密さを2倍にすれば、本の厚さは半分になる。」こう語る全盲の数学者ポントリャーギン。コンパクトな本書にも著者の配慮が至るところ払われている。直観的なイメージを足がかりにしつつ、巧みな計算術で公式をよどみなく導き出す。導関数に始まり三角関数、指数・対数関数まで、微積分のエッセンスが凝縮された王道を丁寧に解説、版を重ねて読み継がれる定番の入門教科書。練習問題・解答付きで独習にも最適。
目次
導関数
多項式の導関数の計算
極大値と極小値。ロルの定理とラグランジュの公式
関数の研究
3角関数の導関数と微分のいくつかの規則
不定積分
定積分
収束性の判定基準
ニュートンの2項式と幾何級数の和
関数ex〔ほか〕
著者等紹介
ポントリャーギン,L.S.[ポントリャーギン,L.S.][Pontryagin,L.S.]
1908‐1988年。ロシア生まれ。13歳のとき爆発事故により失明。1925年にモスクワ大学に入学して「双対定理」を発表し、1938年に出版した『連続群論』ではソヴィエト国家賞を、1961年の『最適制御の数学的理論』ではレーニン賞を受賞。純粋数学・応用数学の画面で業績を上げた
坂本實[サカモトミノル]
1936年、高知県生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了。専攻大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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オザマチ
Z
MAT-TUN
壱萬弐仟縁
bittersweet symphony