ちくま学芸文庫<br> カントの批判哲学

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カントの批判哲学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480091307
  • NDC分類 134.2
  • Cコード C0110

内容説明

独自の視点で哲学史に取り組んできたドゥルーズは、本書で、カントの3つの主著、『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』の読み直しをはかる。カントの批判哲学が、理性・悟性・構想力という諸能力の組み合わせの変化によって作動する一つの置換体系として描き出され、諸能力の一致=共通感覚に、その体系の基礎が見いだされる。カントを、乗り越えるべき「敵」ととらえていたドゥルーズが、自らの思想を形成するために書き上げたモノグラフィー。平明な解説と用語解説を付す。新訳。

目次

序論 超越論的方法(カントの理性観;能力という語の第一の意味 ほか)
第1章 純粋理性批判における諸能力の関係(ア・プリオリと超越論的;コペルニクス的転回 ほか)
第2章 実践理性批判における諸能力の関係(立法的理性;自由の問題 ほか)
第3章 判断力批判における諸能力の関係(感情の高次形態は存在するか?;美的共通感覚 ほか)
結論 理性の諸目的(諸能力の理説;諸目的の理論 ほか)

著者等紹介

ドゥルーズ,ジル[ドゥルーズ,ジル][Deleuze,Gilles]
1925‐95年。フランスの哲学者。1970年よりパリ第8大学教授。60年代以降の言語論的な転回、ポスト構造主義の思想的文脈のなかで思索を重ね、主著『差異と反復』(1968年)などを世に問う

國分功一郎[コクブンコウイチロウ]
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修了。パリ第10大学を経て、多摩美術大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

44
単なるカントの解説書にみえるが、三批判書をひとつの流れで理解しようとしていて、何よりドゥルーズが書いているという希少性がある。『純粋』が認識能力を、『実践』が世旧能力を、その間を取り持つのが『判断力』である。確かに『判断力』だけには「理性」という言葉がない。訳者・國分はこの読みから近著『手段からの解放』を書いている。本書の訳出から同書の出版までをある程度概観すると、ひとびよっては読むという行為の厳しさと、その内容の理解の覚束なさを感じる。2025/09/02

しんすけ

18
ジル・ドゥルーズのカントへの挑戦状のように観える。カントの三批判(純粋・実践・判断)に対する、ジル・ドゥルーズの視点からの究明とも観える。それはジル・ドゥルーズが、カントを深く敬愛していたから可能であり生まれたものとみていいだだろう。 翻訳者の工夫も加わったのだろうが、全体的に熱っぽいものを感じさせる本となっている。これだけで読んでいて愉しい。 カントをまったく読んだことがない人にも、本書を「カント入門」として進めたい。 意味はまったく判らなくとも、カントが人間ぽい感情で三批判を書いたことが判るはずだ。 2025/04/25

wadaya

13
哲学者の他者論的なものはちょっと苦手である。著者の考えなのか論じられている者の考えなのか混同してしまう時があるからだ。私はカントの三大批判書を全部読んでいないので、カントを語ることはしない。あくまでドゥルーズの考えとして本書を読んだ。また私の考えも独断と偏見なので、そういうものとして読んでいただきたい。  カント曰く、理性には目的があるという。目的とは意志を規定する「表象」であり、対象と結び付けられる。表象とは呈示されたものを反復することで、多様なものの総合、つまり認識の総合でしかない。→2021/12/06

msykst

13
解説が白眉。この本でドゥルーズは「批判哲学を、諸能力という項からなる置換体系に還元するという一種の形式化作業を行い、それによって、システムの基礎、すなわち、システム自身では基礎付けられない点を明らかにした(P213)」。逆に言うと、カントは超越論的な領域を「想定」してしまっている。従って必要なのは、「想定」ではなく「発生」を描く事、とりわけカントが経験の基礎として据える「主体」の発生を描く事だと。で、ドゥルーズが後に論じる「出来事」や「差異」「潜在的なもの」を経て「内在平面」に至るまでの出発点がここだと。2018/02/28

hitotoseno

10
本書は確かにカントの三つの批判書を論じているがそれらの要約などではない。ここで展開されているのは、カントさんは主体が現象を通じて客体を従属させるっていうけど、それってアンタが批判したライプニッツの予定調和の焼き直しじゃねえ? とツッコミを入れてカントを解体するばかりか、カントの用意した道具をドゥルーズ流に解釈して新たに超越論的な領域を組み立てるというクーデターに等しい試みなのである。たとえばカントは『純粋理性批判』で感性は構想力を通じて悟性と結び合わされ、理性はあくまでも理念を打ち出すだけだと説いた。2016/02/13

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