内容説明
独自の視点で哲学史に取り組んできたドゥルーズは、本書で、カントの3つの主著、『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』の読み直しをはかる。カントの批判哲学が、理性・悟性・構想力という諸能力の組み合わせの変化によって作動する一つの置換体系として描き出され、諸能力の一致=共通感覚に、その体系の基礎が見いだされる。カントを、乗り越えるべき「敵」ととらえていたドゥルーズが、自らの思想を形成するために書き上げたモノグラフィー。平明な解説と用語解説を付す。新訳。
目次
序論 超越論的方法(カントの理性観;能力という語の第一の意味 ほか)
第1章 純粋理性批判における諸能力の関係(ア・プリオリと超越論的;コペルニクス的転回 ほか)
第2章 実践理性批判における諸能力の関係(立法的理性;自由の問題 ほか)
第3章 判断力批判における諸能力の関係(感情の高次形態は存在するか?;美的共通感覚 ほか)
結論 理性の諸目的(諸能力の理説;諸目的の理論 ほか)
著者等紹介
ドゥルーズ,ジル[ドゥルーズ,ジル][Deleuze,Gilles]
1925‐95年。フランスの哲学者。1970年よりパリ第8大学教授。60年代以降の言語論的な転回、ポスト構造主義の思想的文脈のなかで思索を重ね、主著『差異と反復』(1968年)などを世に問う
國分功一郎[コクブンコウイチロウ]
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修了。パリ第10大学を経て、多摩美術大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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