ちくま学芸文庫<br> ベンヤミン・コレクション〈4〉批評の瞬間

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ベンヤミン・コレクション〈4〉批評の瞬間

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  • サイズ 文庫判/ページ数 670p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480090256
  • NDC分類 948
  • Cコード C0110

内容説明

優れた批評作品はすべて、ある神秘的な瞬間を、みずからの言語運動の原点として秘めている―批評対象の本質が、批判的感性により、批評の萌芽として直観される瞬間を。本書により、ベンヤミンの各論考間での照らし合いが、私たちの読みのなかで、飛躍的に増幅されるだろう。表現されていながら隠されている意味を発見するとき、それはすなわち、私たちの内部への“批評の瞬間”の宿りにほかならない。「ボードレールにおける第二帝政期のパリ」「ブレヒトの詩への注釈」をはじめ、初期の哲学的論考から同時代批評まで、ベンヤミンの思索を跡づけた新編・新訳の文庫版アンソロジー、第四集。

目次

雑誌『新しい天使』の予告
バルザック
シュティフター
シェイクスピア『お気に召すまま』
モリエール『気で病む男』
ショー『ウォレン夫人の職業』
パウル・シェーアバルト『レザベンディオ』
ゴットフリート・ケラー
ヨーハン・ペーター・ヘーベル(3)
新たな賛美者からヘーベルを守る〔ほか〕

著者等紹介

ベンヤミン,ヴァルター[ベンヤミン,ヴァルター][Benjamin,Walter]
1892-1940年。20世紀ドイツの最も異彩を放つ思想家・批評家。きわめて緻密で繊細な文体をもつ卓越した文章家。青年運動の只中で思想形成期を迎え、ユダヤ神秘主義、観念論的弁証法、マルクス主義的歴史哲学等の影響を受ける。激動の時代状況とアクチュアルにまたラディカルに切り結びながら、同時に近代もしくはモデルネの原史を見据え続けた。亡命行の途上でみずから命を絶った

浅井健二郎[アサイケンジロウ]
1945年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。九州大学大学院人文科学研究院教授、東京大学名誉教授。専攻、ドイツ文学

土合文夫[ドアイフミオ]
1950年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。東京女子大学文理学部教授。専攻、ドイツ文学

久保哲司[クボテツジ]
1957年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。一橋大学社会学研究科教授。専攻、ドイツ文学

岡本和子[オカモトカズコ]
1974年生まれ。東京大学大学院博士課程収修了。大東文化大学外国語学部専任講師。専攻、ドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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chanvesa

28
「ボードレールにおける第二帝政期のパリ」に封じ込まれている都市、近代、資本主義に関する議論は沸騰寸前の罐の中で圧縮されている。「曲芸芸人はその唐突な動きにおいて、物質を突き動かす機械装置を真似しているのと同様、商品を突き動かす景気を真似している」ことから始まり、群衆(庶民)は「遊園地の揺れるカップやそれに似た娯楽」で追体験する(240頁)。人間の娯楽としての「動き」は、おおらかな遊園地の時代から、技術進化やデジタル情報(まさに複製技術の極致)化が進むのと同じくして、なめらかになり、かつ激しくなっていった。2020/10/03

roughfractus02

0
都市が「反省が発生するその源となる原細胞」である感覚を変えることを、遊歩者である著者は身をもって知っている。だが、ポーの作品における都市の人々は出来事に同じ反応しかしない。都市の群集は路地を通行する道(目的の途中)と見なすようになった。それは新聞が一方的に大量に与える情報に一様に反応する公衆(G・タルド)と同じだ。情報で世界が作られれば身体を媒介した絶対や普遍に向かう「真のアクチュアリティ」は隠される。古来危機に瀕してメッセンジャーだった天使の現代の役割とは? 彼は雑誌を作る、出版できない未来へ向けて。2017/02/14

ubon-ratchat

0
これは、もう、1巻から読まないと全体像がつかめないです。失敗した…・・・。2009/04/21

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