ちくま学芸文庫
日本近代美術史論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 450,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480089892
  • NDC分類 721.026
  • Cコード C0170

内容説明

美への意思と感受性。西洋文化を呑みこみ、伝統を超えてゆく芸術家たちの苦悩と歓喜の奇跡。

目次

高橋由一
高橋由一再論
黒田/清輝
青木繁
狩野芳崖
フェノロサ
岡倉天心
横山大観
菱田春草
富岡鉄斎
藤島武二
山本芳翠

著者等紹介

高階秀爾[タカシナシュウジ]
1932年東京生まれ。東京大学教養学部卒業、同大学院およびパリ大学で近代美術史を専攻。国立西洋美術館館長をへて現在、大原美術館館長、東京大学名誉教授。ルネサンスから現代美術まで、あるいは西洋美術から日本美術まで、広い視野に基づく知性と独自の感性を駆使した明晰な研究と評論で知られる。『ルネッサンスの光と闇』で芸術選奨文部大臣賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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その他

7
洋画が入ってきた中での日本画家の動きや、それに伴う評価のされ方を高橋由一から系譜的に展開されていき読むのが楽しかった。 それぞれの作家がどんな時代背景でどういった形で評価されていったのか、洋画やそれらの作家にどういった形で出会い、どういった形で作風に影響を受けていったのか。日本の近代作品は現代の自分がいるコミュニティではあまりその辺りの実感を得られないことも多いので学びが多かった。2024/08/28

治雄

1
高階秀爾さんの本はいつも、明晰でわかりやすい。今までほとんど知らなかった、日本近代の画家を知ることができた。2012/12/19

Kenshi

1
わかりやすいです。2011/07/25

wyeth

0
黒田清輝や青木繁、藤島武二といった洋画系の作家論は面白かったが、岡倉天心、フェノロサ、富岡鉄斎といった日本画周辺の話は、やや型通りで退屈だったのが残念。ただ、最初に発表されたのが60年代末ということを考えると、当時としてはかなりの画期的論考だったのかもしれない。その辺のことは今の自分の知識からはよく分からない。2013/05/13

So Hasegawa

0
目次だけを見ると各画家・学者の一生を辿る本かと思っていたが、時には定説に反しながら各々の内面を作品や文献から正確に描き出そうと努める極めて学術的ではあるもののドラマチックな本であった。特に狩野芳崖・フェロノサ等の日本画新派については知らなかったのもあり、興味深かった2023/01/27

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