出版社内容情報
史料を詠み、考え、歴史を叙述する……。『詳説日本史』の著者による集大成、ここに登場。シリーズ全4巻の第1巻は、神話に見る起源説話の世界を読み解きつつ考古学の最新成果をふまえ、日本社会の基層となる古代社会から、やがて武家が成長し都市や村落が活気を帯びていく中世後期の室町時代までを、「文明化」や「王権」、「制度化」「家」「職能」「疾病」「都市」などをキーワードに描き出す。
内容説明
政治、社会、芸能、絵画、考古などの諸分野に通暁する著者による日本全史、ここに登場。縄文・弥生から鎌倉・室町時代までを、百年ないしは五十年を単位に「文明化」「制度化」「習合」「開発」などをキーワードに著す。
目次
第1部 原始・古代(神話に見る起源説話の世界;日本社会の基層;国づくりの原型;倭王の時代;文明化の動き;律令国家と都城;宮廷世界の展開;国家体制の転換;都市の文化)
第2部 中世前期(院政期の社会;家の社会;武家政権;鎌倉幕府)
第3部 中世後期(幕府と朝廷;南北朝の動乱;室町幕府;室町期の政治と文化;列島の社会)
著者等紹介
五味文彦[ゴミフミヒコ]
1946年生まれ。東京大学文学部教授を経て、東京大学名誉教授。放送大学名誉教授。『中世のことばと絵』(中公新書)でサントリー学芸賞を、『書物の中世史』(みすず書房)で角川源義賞を受賞するなど、常に日本中世史研究をリードしてきた。共編に毎日出版文化賞を受賞した『現代語訳 吾妻鏡』(吉川弘文館)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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