内容説明
100年ほど前まで、人類は電子も原子核も陽子も中性子も知らなかった。これら究極の物質はすべて、優れた科学者たちの深い洞察と巧みな実験によってその存在が突き止められた。トムソンによる電子の発見、ミリカンによる電子の電荷の測定、ラザフォードによる原子核の発見、チャドウィックによる中性子の発見…。彼らはどのように推論し、どのような実験で未知の粒子を追いつめていったのか。壮大なドラマが、物理的な厳密さを貫きながら具体的に語られ、力学や電磁気学、熱学も必要に応じわかりやすく解説される。ノーベル賞学者による20世紀物理学への格好の入門書。名著の最新改訂版。
目次
第1章 粒子の世界(基本的な粒子を求めて;科学的表示(指数表示))
第2章 電子の発見(電子をめぐる物理学の歴史;真空放電と陰極線 ほか)
第3章 原子(電荷を測定する;電子の電荷の測定)
第4章 原子核(ラザフォードと原子核の発見;放射能の発見とその解明 ほか)
第5章 その他の粒子(その他の素粒子;光子 ほか)
付録
著者等紹介
ワインバーグ,スティーブン[ワインバーグ,スティーブン][Weinberg,Steven]
1933年、ニューヨーク生まれ。コーネル大学を卒業し、コロンビア大学でPh.D.を取得。現在テキサス大学教授。専門は素粒子物理学。1979年にS・グラショウ、A・サラムとともに電弱理論への貢献でノーベル物理学賞を受賞
本間三郎[ホンマサブロウ]
1935年、群馬県生まれ。東北大学物理学科卒業。東京大学原子核研究所教授を経て同大名誉教授。理学博士。専門は素粒子・原子核物理学。読売東京理工専門学校校長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kiyoshi Utsugi
有沢翔治@文芸同人誌配布中
ジュン
U-tan
MAT-TUN
-
- 和書
- 標準水理学 (改訂3版)