ちくま学芸文庫<br> 哲学入門

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哲学入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 284p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480089045
  • NDC分類 133.5
  • Cコード C0110

内容説明

「理性的な人なら誰にも疑えない、それほど確実な知識などあるのだろうか」。この書き出しで始まる本書は、近代哲学が繰りかえし取り組んできた諸問題を、これ以上なく明確に論じたものである。ここでは、分析的な態度を徹底しつつ、人間が直接認識しうる知識からそれを敷衍する手段を検討し、さらには哲学の限界やその価値までが語られていく。それはまさしく、20世紀哲学の主流をなす分析哲学の出発点でもあり、かつ、その将来を予見するものであったともいえよう。今日も読みつがれる哲学入門書の最高傑作。待望の新訳。

目次

現象と実在
物質は存在するか
物質の本性
観念論
面識による知識と記述による知識
帰納について
一般的原理の知識について
アプリオリな知識はいかにして可能か
普遍の世界
普遍に関する私たちの知識
直観的知識について
真と偽
知識、誤謬、蓋然的な見解
哲学的知識の限界
哲学の価値

著者等紹介

ラッセル,バートランド[ラッセル,バートランド][Russell,Bertrand]
1872‐1970。イギリス生まれ。ケンブリッジ大学で数学・哲学を学ぶ。ホワイトヘッドとの画期的な共著『プリンキピア・マテマティカ』によって数学基礎論に貢献。記号論理学を大成するとともに存在論・認識論に適用し、分析哲学の始祖として二〇世紀哲学の流れを決定づけた。平和運動・社会運動にも挺身し、社会評論や倫理問題に関する著作も数多い。1950年、ノーベル文学賞受賞

高村夏輝[タカムラナツキ]
1972年、大阪生まれ。東京大学大学院総合文化研究科
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

67
2010.10.01 (ラッセル) 1872-1970。英国生まれ、ケンブリッジに学ぶ。ホワイトヘッドと共著『プリンピキア・マテマティカ』数学基礎論、記号論理学大成。ノーベル文学賞、1950。(髙村夏樹) 東京大学大学院、1972、大阪生まれ。(うら書き) 理性的な人なら誰でも疑い得ない、それほど確実な知識などあるだろうか。(ドイツ語版への序文) この本、1911、しかし発展、あった。「集合や数などの対象は論理的構成物に過ぎない」「オッカムの剃刀」=必要もないのに存在するものの数を増やしてはならない。2010/10/03

esop

62
理性的な人なら誰にも疑えない、それほど確実な知識などあるのだろうか/理解可能なすべての命題は、面識されているものだけを要素とし、構成されているのでなければならない。これが記述を含む命題を分析する際の根本的な原理である2024/05/11

かわうそ

51
哲学とはなにか。ラッセルによれば哲学とは理性的な存在者が確実にあると断言できるものはあるのかどうかということを探求するものであり、そのものがどのような性質なのかを掘り下げていていく学問です。そして、日常生活とは一見無関係に見えるのですが当たり前だと思われていることについて疑問を呈すことを通して実は普段は隠されていた驚きのようなものが発見されてくるわけです。さらに哲学には課題を解決するということはできないかもしれないが、自由に問いをたてることができるという素晴らしい側面があるんですね。2023/05/16

うえぽん

49
ラッセルが1912年に執筆した「哲学入門書の最高傑作」とも呼ばれる書。50代になってから様々な哲学関連書を読んでいるが、最初に読むべきだったと思わせる完成度。全15章で個物、普遍、アプリオリな命題、真理や正当化の概念等について平易かつ簡潔に説明。スコルプスキ、高村による解説も論争的で、合理論と経験論の対立関係の複雑さを理解。「誰にも疑えない確実な知識」を導くセンスデータ、それに匹敵する矛盾律等の思考法則や純粋数学と、ほぼ確実という蓋然性に留まる帰納等を対比。終盤の哲学の限界と価値は、初学者にも納得できる。2025/07/17

佐島楓

29
訳文が優れているのもあり、比較的わかりやすかった。特に冒頭の認識論からぐっと引き込まれた。今後哲学史や用語集にもあたり、知識や理解を深め、固めていきたい。2014/11/15

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