内容説明
パーンダヴァ兄弟はクル族に対し、王国の半分を返還するように要求する。ドリタラーシトラは、一族を全滅させる戦争を避けようとするが、ドゥルヨーダナは聞き入れず、クリシュナたちの講和勧告をも拒否する。クリシュナはカルナが五王子の兄であることを明してパーンダヴァ側に味方せよと勧めるが、カルナは拒絶する。ドゥルヨーダナは、「戦争という祭祀を行なう」と武力行使を強調する。和平交渉が決裂した時、両軍とも戦闘の準備を整える。パーンダヴァ軍ではドリシタデュムナが、クル軍ではビーシュマが総司令官に任命される。女性であったシカンディンは、男性に変身して、ビーシュマへの復讐を誓う。
目次
第5巻 努力の巻(ウディヨーガ・パルヴァン)(努力(第一章‐第二十一章)
サンジャヤの使節(第二十二章‐第三十二章)
ドリタラーシトラの不眠(第三十三章‐第四十一章)
サナツジャータ(第四十二章‐第四十五章)
進軍か和平か(第四十六章‐第六十七章、第六十八、六十九章略)
クリシュナの使節(第七十章‐第百三十七章)
カルナとの密談(第百三十八章‐第百四十八章)
進軍(第百四十九章‐第百五十二章)
ビーシュマの任命(第百五十三章‐第百五十六章)
ウルーカの使節(第百五十七章‐第百六十章)
戦士と超戦士の列挙(第百六十一章‐第百六十九章)
アンバーの物語(第百七十章‐第百九十七章))
著者等紹介
上村勝彦[カミムラカツヒコ]
1944年、東京浅草に生まれる。1967年、東京大学文学部卒業。1970年、同大学院人文科学研究科(印度哲学)修士課程修了。サンスクリット詩学専攻。現在、東京大学東洋文化研究所教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
荒野の狼
みづはし