ちくま学芸文庫<br> ツタンカーメン発掘記〈上〉

ちくま学芸文庫
ツタンカーメン発掘記〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 376p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480085931
  • NDC分類 242
  • Cコード C0122

内容説明

いにしえの王たちとともに、うずもれた歴史が眠る王家の谷。イギリス貴族カーナーヴォンと、エジプト考古学者カーターは、1914年、この谷の発掘許可を得た。そして苦闘の末22年に王墓を発見、カーターは25年にとうとうツタンカーメン王その人のミイラと対面する。黄金のマスクなどの数多の秘宝と「呪い」の伝説に彩られた発掘の報は世界に衝撃を与え、エジプト考古学は新しい時代の幕を開けた。本書は、カーター自らがこの世紀の発見のすべてを綴った全記録である。上巻には第1部・王墓発見と、第2部・黄金の棺にたどり着くまでの記録を収める。「カーナーヴォン伯爵伝」を初収録。

目次

第1部 王墓発見(故ロード・カーナーヴォンの伝記的な素描;王と王妃;王家の谷と墓;近代における王家の谷;テーベにおける予備作業;墓を発見する;予備調査;前室を調査する;前室を清掃する;参観者と新聞;調査室における作業;封印扉を開く)
第2部 幕を開く(はじめに―エジプト芸術についての所見;遺物にあらわれたツタンカーメンの生活;玄室の配置と副葬品)

著者等紹介

カーター,ハワード[Carter,Howard]
1873年イングランド生まれ。パーシー・ニューベリの助手としてエジプト調査旅行に同行、のちフリンダース・ピートリの助手としてテルエルアマルナの発掘に当たる。カイロ博物館員などを経て、14年よりカーナーヴォン伯爵と王家の谷を発掘、ツタンカーメン王墓発見にいたる。学術報告書の完成を待たず32年に没

熊田亨[クマタトオル]
1924年東京生まれ。パリに在住し、国際関係を研究
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感想・レビュー

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あぽ

1
数年間積読本だったことを後悔。もっと早く読めばよかった!発掘作業を通じて、ツタンカーメン時代のエジプトが眼前に迫ってくる内容。終始興奮。テルエルアマルナの写実的スタイルが残るというツタンカーメン王とアンケセナーメの絵も素晴らしい。ちなみに大好きな漫画である山岸涼子「ツタンカーメン」も再読。やっぱりいいな~。ロマンティック!2012/06/18

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