ちくま学芸文庫<br> 解読 古代文字

ちくま学芸文庫
解読 古代文字

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  • サイズ 文庫判/ページ数 257,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480085047
  • NDC分類 801.1
  • Cコード C0122

内容説明

遺跡の発見にとってもたらされる古代の文字。これらの文字の解読への道は困難ではあるが、計り知れないほどの意義を持ち、これほど古代へのロマンをかきたてられるものはない。ロゼッタストーンの象形文字の解読に13年を費やしたシャンポリオン、粘土書板からノアの方船の話に似た洪水の物語を含む『ギルガメシュ叙事詩』を見出したジョージ・スミス、シベリアで見つかった古代トルコの文字、ケルトのオガム文字、梵字の起源…失われた文字を解読し、古代文字への挑戦の歴史を概観するとともに、現代の暗号をも読み解く「解読」について多方面からアプローチする。

目次

ロゼッタ石を読む
古代ペルシアの楔形文字
ベヒストゥン岩壁の刻文
楔形文字で書かれた「ノアの方舟」
シュメール文明の再発見
古代の大帝国ヒッタイトの文字
シナイ文字とアルファベットの起源
エトルリア語の謎
東地中海の古代文字
クレタ=ミケーネ文字の発見〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とったん

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世界中の古代文字解読のエッセンスを紹介している。「線文字B」など、世界史で名前だけ覚えたものの、実物を見たこともないような文字の解読がどんどん紹介されて圧倒された。表音文字の解読は、人名などを鍵として、言語同士の発音を比較して進んで行く。現代の西洋言語からでも、順にたどって行けば、エジプトのヒエログリフの音価に行き着けると言える(多分)。それに対して、比較すべき言語が不明の古代文字は、ほぼ解読できないようだ。楔形文字が多種類の言語表記に使われたなど、古代ロマン満載で楽しめた。2016/08/26

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