ちくま学芸文庫<br> 作家の日記〈2〉1876年1月‐6月

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ちくま学芸文庫
作家の日記〈2〉1876年1月‐6月

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  • サイズ A6判/ページ数 542p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480083821
  • NDC分類 984

内容説明

ドストエフスキーほど孤独な人間も珍しい。それ故にこそ、自分自身について語りたい、という思いで書かれたのが『作家の日記』という作品群である。1876年前半に書かれた本巻は“社会政治評論”に属するものが圧倒的に多く、ドストエフスキーの当時の関心がどこにあったかを如実に示している。“文学的作品”に属するものとしては「キリストのヨールカに召された少年」と「百姓マレイ」「百歳の老婆」がある。いずれも愛すべき短編であり、人生の基盤である真理と秩序にたいする信念は、家庭のしつけによって親から子へと伝えられる、という持論が展開されている。

目次

序文のかわりに大熊座と小熊座、偉大なゲーテの祈りと、おしなべてさまざまな悪癖について。
今度書く長篇小説。ふたたび「偶然の家族」。
芸術家クラブのヨールカ祭。思考力のある子供と解放された子供。「食いしんぼうの青年たち」。ウイ嬢。突き当たる若者たち。せっかちなモスクワの大尉。
黄金時代はポケットの中にある。
お手々を突き出す男の子。
キリストのヨールカに召された少年。
少年犯罪者のコロニー。暗い人間の標本。汚れた魂を改造して汚れのないものに。最善と認められるその方法。小さいが大胆な人類の友。
ロシヤ動物愛護協会。伝書使。緑の酒。堕落熱とヴォロビヨフ。終わりからか始めからか?
降神術。悪魔について一言。これがもし悪魔だとすれば、悪魔の悪知恵はひととおりではない。〔ほか〕

著者紹介

ドストエフスキー[ドストエフスキー][Dostoevskii,F.M.]
1821‐81年。作家。モスクワに医師の子として生まれる。処女作「貧しき人々」(1846年)がベリンスキーの激賞を受ける。1849年、革命村サークルの事件に連座したが、死刑をとくに減刑され、シベリアに流刑。1859年赦免され、モスクワへ帰る

小沼文彦[コヌマフミヒコ]
1916年、埼玉県に生まれる。ブルガリア・ソフィア大学卒業。「ドストエフスキー全集」全20巻(筑摩書房)の個人全訳を成す。1998年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)