ちくま学芸文庫<br> 正常な「老い」と異常な「老い」―老年期の脳と心

ちくま学芸文庫
正常な「老い」と異常な「老い」―老年期の脳と心

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480083579
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C0147

内容説明

加齢とともに衰えていく身体の機能。脳もまた例外ではない。一般に“年のせい”“ボケ”と片づけられてきた老年期の心身の「故障」を症例ごとに分析・解説。血行不良による脳機能障害とアルツハイマーの違い、老人性うつと分裂病などについてわかりやすく詳述しながら、高齢化社会と老人の核家族化が進行するなかで、家族・地域・行政の果たすべき役割を探る。

目次

第1章 はじめに
第2章 症例の紹介―生物学的要因による障害が大きい例
第3章 症例の紹介―人間学的要因による障害が大きい例
第4章 症例の紹介―作話的妄想発展
第5章 正常な「老い」と異常な「老い」
第6章 痴呆疾患の中核精神症状と周辺精神症状
第7章 「老い」の神経心理
第8章 老年期のうつ状態(気分障害)とその周辺
第9章 老人性痴呆疾患の問題行動
第10章 老人と家族の問題
第11章 医療介護
第12章 老化を防ぐ心身の健康管理