近代日本の教育機会と社会階層

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 414p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130562065
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C3037

出版社内容情報

近代部門への唯一のルートとなった中等・高等教育への進学機会は誰が享受したのか.「学校出」と呼ばれたこの社会階層の再生産はいつ頃から始まったのか.官庁統計類から自伝・回想録に及ぶ広範囲の関連資料を縦横に駆使して描く「近代日本」の一断面.

内容説明

本書の課題は、近代日本における教育機会と社会階層との関係を解明することである。この関係には、社会階層が教育機会を規定するという側面と同時に、教育機会が社会階層を規定するという側面が含まれるが、ここでは主として前者に焦点をあてる。

目次

近代日本という過渡期
財産をもたない教育を受けた身分集団
教育機会をめぐる士族と平民
平民の進出と県立学校―府県会のひとつの争点
地方名望家層の規模と実態
俸給生活者の規模と実態
授業料と奨学金
高等教育機関増設の謎
誰が中等学校に進学したか
高等教育への進学ルート〔ほか〕

著者等紹介

菊池城司[キクチジョウジ]
1938年群馬県に生れる。1966年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。1977年国立教育研究所室長。1982年大阪大学人間科学部助教授。1986年大阪大学人間科学部教授。現在、吉備国際大学社会学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品