出版社内容情報
「その後」の法へ
ICCの働き、捕虜の交換、被害者への賠償――。新進の法学者による「終戦後」論。
「本書では、研究の過程で戦争犯罪の悲しみに浸った私が感じた、一瞬の安らぎと希望を共有するために、「戦争の後片付け」の発展と未来について、できるだけ実際の事例を紹介しながら記述したいと思います。」
戦争にかかわる法は、人類の歴史のなかで着実につくられてきた。21世紀に入り、「戦争後の法(ユス・ポスト・ベルム)」と呼ばれる概念が注目されている。本書では、ロシア・ウクライナ戦争をおもな例にとりながら、 戦争犯罪の捜査・裁判、兵士の帰還、被害者への賠償といった戦後処理の実践を紹介する。類のない、「終戦後」論である。
内容説明
戦争にかかわる法は、人類の歴史のなかで着実につくられてきた。21世紀に入り、「戦争後の法(ユス・ポスト・ベルム)」と呼ばれる概念が注目されている。本書では、ロシア・ウクライナ戦争をおもな例にとりながら、戦争犯罪の捜査・裁判、兵士の帰還、被害者への賠償といった戦後処理の実践を紹介する。類のない、「終戦後」論である。
目次
第1章 戦争犯罪捜査
第2章 戦争犯罪裁判
第3章 ICCによる逮捕状
第4章 兵士の帰還
第5章 被害者に対する賠償と和解
第6章 ユス・ポスト・ベルム(戦争後の法)
著者等紹介
越智萌[オチメグミ]
立命館大学大学院国際関係研究科准教授。専門は国際刑事司法(国際法、国際機構論、平和紛争論)。「変革的正義」と題する学際的なプロジェクトを運営する。2025年、「国際刑事手続法の研究」の業績で文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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