出版社内容情報
社会思想の「迷宮」を一望する
多岐にわたる業績の全体像を整理し、現代思想の水脈に配置。
偉大な思想家の独創性に肉薄し、思想の輪郭を大きくえがく。
20世紀に屹立する偉大な思想家F・ハイエク。その思想は、経済学、政治思想、心理学など、幅広い領域に大きな影響をあたえた。本書では、縦横無尽に往還するハイエクの思考を複眼的にとらえ、「法の支配」「自生的秩序」などの概念のもとに展開したハイエク思想の全体像を提示する。ケインズ、マッハ、M・ポランニー、F・ナイト、ロールズなどと対比することで、ハイエクの独創性と先見性を浮かび上がらせ、日本では短絡的に語られることが多かったハイエクの自由主義思想を更新する画期的な入門書。
内容説明
社会思想の「迷宮」を一望する。多岐にわたる業績の全体像を整理し、現代思想の水脈に配置。偉大な思想家の独創性に肉薄し、思想の輪郭を大きくえがく。
目次
第1章 若き日のハイエクとその知的伝統
第2章 ケインズとハイエク―世紀の経済論戦
第3章 ハイエクの「転換」
第4章 「関係性」の心理学―感覚秩序論とその思想連関
第5章 自由の条件
第6章 自生的秩序論へ
終章 ハイエクの自由論
著者等紹介
太子堂正弥[タイシドウマサノリ]
1974年生まれ。1990年、大学入学資格検定合格。1997年に慶應義塾大学経済学部卒業、2008年に京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、東洋大学経済学部教授。専攻は、経済哲学・社会思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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