ちくま新書<br> 景気はなぜ実感しにくいのか

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ちくま新書
景気はなぜ実感しにくいのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480076649
  • NDC分類 337.9
  • Cコード C0233

出版社内容情報

データと実感がズレる理由に迫る!



「給料が上がらず生活が苦しい」という国民の実感と「景気は緩やかに回復している」という政府の発表は食い違っている。テレビや本で紹介される経済学者の言うことは現実問題と関係が無いとすら思える。どうしてデータと実感がズレるのか。GDPや景気動向指数はどのような仕組みなのか。景気の問題と二百年以上向き合ってきた経済学の歴史から、現代の政策に至るまで「景気」の実相を究明し、不透明な日本経済に光をあてる。

内容説明

「給料が上がらず生活が苦しい」という国民の実感と「景気は緩やかに回復している」という政府の発表は食い違っている。テレビや本で紹介される経済学者の言うことは現実問題と関係が無いとすら思える。どうしてデータと実感がズレるのか。GDPや景気動向指数はどのような仕組みなのか。景気の問題と二百年以上向き合ってきた経済学の歴史から、現代の政策に至るまで「景気」の実相を究明し、不透明な日本経済に光をあてる。

目次

第1章 「景気」とは何か
第2章 政府の景気判断は正しいのか
第3章 1%成長時代の景況感
第4章 経済統計はどう誕生した?
第5章 大不況の中で生まれた経済理論
第6章 袋小路から抜け出すには

著者等紹介

前田裕之[マエダヒロユキ]
1962年神奈川県横浜市生まれ。文筆家。東京大学経済学部卒業。日本経済新聞記者・編集委員を経て独立。学習院大学客員研究員、川村学園女子大学非常勤講師、NIRA総合研究開発機構プロジェクト・パートナーを兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

27
「給料が上がらず生活が苦しい」という国民の実感と「景気は緩やかに回復している」という政府の発表はなぜ乖離しているのか。「景気」の実相を究明し、不透明な日本経済に光をあてる1冊。GDPや景気動向指数はどのような仕組みなのか。そもそも「景気」とは何か、景気変動を繰り返しながら経済成長してきた歴史的視点を踏まえつつ、タイトルからすると終盤の結論はやや迷走した感もありましたが、国民の要求水準が高まってきたことから、景気動向指数などから判断する政府の景気判断とは乖離してきた現状を解説してくれる1冊になっていました。2025/02/04

まゆまゆ

14
なぜ政府が発表する景気判断と国民が感じる実態がズレるのか、について考察していく内容。マクロ経済とミクロ経済の違いといってしまえばそれまでだが、そもそも経済学に基づく考え方が現代社会に合っていないのではないか。安易なケインズ主義で経済を語れないのは明らか。必要なのは全体の底上げ、ではなく個別の対応ではないか。2025/04/08

お抹茶

4
前半は景気実感,後半は経済思想史を説く。個人や企業のばらつきが大きくなるとマクロの経済指標の寄せ集めでは経済全体の状態を推量できない。GDPとは一年間の経済活動によって膨らんだ風船で,次の年には萎んだところからまた膨らみ,この活動を経済成長と呼ぶ。19世紀初頭からの120年で景気循環の周期に注目する研究が進み,景気判断や景気予測は学会の主流派ではない。主流派経済学の分析対象から外れがちだが個人の自己決定で重要な要素として,アンペイドワーク,コミュニティ,幸福を挙げる。2025/03/01

ぎぃ~

3
まず契機の定義を説明し、経済統計を解説。一般の人々がとらえている景気はミクロ経済でありどちらかというと幸福論に近いもの、政府発表の景気はマクロ、ミクロ混在で古い経済理論に基づいて算出されるもの。なかなか接点を見出すのは難しいでしょうね。2025/03/24

KEIJI

3
“幸福度を測る尺度が増えれば、幸福に影響を与える要因を求める研究の幅も広がる。人間の幸福度を左右するのは目の前の所得や労働だけではない。結婚、心身の健康、信仰、ライフサイクル、社会規範なども大きな影響を及ぼす。新古典派経済学では、効用を個人間では比べないという決まりになっているが、社会規範の影響を考えるなら、他者の存在を無視できなくなる。現存する他者だけではなく「将来世代」の存在も視野に入る。将来世代のための社会貢献活動に力を入れれば、エウダイモニア(精神的な幸福)が高まる可能性がある”2025/02/19

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