出版社内容情報
アッシリアはいかにして西アジアを統一する世界最古の帝国となりえたのか。都市国家アッシュルの誕生から、帝国の絶頂期、そして謎に満ちた滅亡までを一望する。
内容説明
人類史上最古の帝国、アッシリア。圧倒的な軍事力と洗練された行政システムによって古代西アジア世界の統一を成し遂げたこの国家はいかにして生まれ、なぜその繁栄の絶頂から一〇〇年ほどのうちに歴史の表舞台から姿を消したのか。本書では、その起源である都市国家アッシュルの誕生から、領域国家アッシリアの成立、さらにはそれがバビロニアをはじめとする近隣諸国と抗争を繰り返しながら帝国として花開くまでの一五〇〇年にもわたる歴史をたどり、謎に満ちた滅亡の背景に迫る。本邦を代表するアッシリア学者による待望の通史。
目次
序章 「アッシリア」とその史資料
第1章 都市国家アッシュル―古アッシリア時代
第2章 領域国家アッシリアの成立―中アッシリア時代
第3章 帝国への序曲
第4章 帝国期の幕開け
第5章 サルゴン二世と「サルゴン朝」
第6章 センナケリブの治世と帝都ニネヴェ
第7章 エサルハドンの偉功と苦悩
第8章 アッシュルバニパルとアッシリアの繁栄
第9章 帝国の落日
終章 アッシリアの記憶
著者等紹介
山田重郎[ヤマダシゲオ]
1959年生まれ。筑波大学大学院歴史・人類学研究科(西洋史専攻)単位取得退学。エルサレム・ヘブル大学大学院古代中近東研究科(アッシリア学)にてPh.D.を取得。現在、筑波大学人文社会系教授。専門はアッシリア学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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