内容説明
『伊賀焼―歴史と名品』の著者が、その後の成果なども踏まえ、陶芸家の立場から伊賀焼を語る。博物館、美術館、記念館の蔵品の写真を掲載。
目次
作品―カラー口絵(歴史的出土品;美術館所蔵銘品;江戸~昭和時代作品;谷本光生作品)
伊賀焼の歴史(伊賀の古代の焼物;新説・室町時代の茶陶伊賀焼;桃山時代の伊賀焼;伊賀の七不思議;江戸時代の伊賀焼;江戸時代中期以降~明治時代の伊賀焼;大正時代の伊賀焼;昭和時代の伊賀焼;伊賀各地の焼物;昭和の茶陶伊賀焼の作家たち;伊賀焼と私)
著者等紹介
谷本光生[タニモトコウセイ]
大正5年10月5日伊賀市三田に生まれる。洋画、書、俳句、彫塑、篆刻、曼荼羅などの趣味を背景に、戦後古伊賀、伊賀焼の復興に尽力し、谷本伊賀を確立。日本初「抽象陶画」を製作、第一回朝日陶芸展入選。第三回日展入選・一週間後取消。その後、団体公募展に疑問を感じ公募展に一切出品せず(招待展、グループ展、個展中心)。各社陶芸書籍約100冊に掲載。NHK、民放などにも多くの放映実績。三重県文化大賞、文部大臣表彰など受賞。谷本伊賀の他には、日本初「抽象陶画」の制作、版画「シルクスクリーン」、コンピュータグラフィックスなどにも新境地を拓き、着目される。作陶家の立場から古伊賀の前に「平楽寺伊賀の存在」を発表。自宅陶房には縄文・埴輪時代から鎌倉・室町・桃山・江戸・明治・大正期までの伊賀焼を中心に展示場を増設し、発掘品や作品を公開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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