出版社内容情報
緊迫する国際情勢において途上国支援の役割とは何か。欧米とも中国とも異なる日本独自の貢献のかたちを紹介しつつ、めざすべき開発協力のあり方を提示する。
内容説明
日本の途上国支援は、現地との意思疎通を重んじるアプローチや効果的な協力モデルにより、世界的に高く評価されてきた。だが、近年では平和構築や気候変動といった国際課題を意識したものなど国際協力のあり方自体も多様化しており、とりわけ緊迫する国際情勢のなかで安全保障にも配慮した支援が求められている。はたして欧米や中国の手法とは異なる開発協力の姿とはいかなるものか。そもそもなぜ途上国支援は重要なのか。本書では、その現状を幅広く紹介しつつ、これからの日本がめざすべき持続可能な支援のあり方を提示する。
目次
第1章 権威主義の台頭とSDGsの危機
第2章 日本型開発協力の特徴
第3章 インフラ協力の新たな価値づけ
第4章 「開発協力市場」での競争
第5章 実施体制の強みと課題
第6章 戦略的実践主義
著者等紹介
松本勝男[マツモトカツオ]
1966年、茨城県生まれ。一橋大学法学部卒、米国コロンビア大学院修士(国際公共政策)、東京大学大学院工学系研究科博士(学術)。国際協力機構(JICA)にて、東南アジア地域や南アジア地域等の開発援助業務に従事。現在は同機構インフラ技術業務部長。2012から駐在を含め通算10年ほどインド業務に携わる。本業のかたわら、タイやベトナム等計6か国で障害者の就労支援活動を展開。一橋大学大学院や東京外国語大学の客員教授などをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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