ちくま新書<br> 親は選べないが人生は選べる

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ちくま新書
親は選べないが人生は選べる

  • 高橋 和巳【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 筑摩書房(2022/12発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480075253
  • NDC分類 143
  • Cコード C0211

出版社内容情報

どんな人も、生まれる環境や親は選べないが、そこから自分の人生を自由に選ぶことはできる。カウンセリング経験豊かな精神科医が「親との別れ方」を指南する。

内容説明

親から虐待を受けた子は、計り知れない心の傷を負う。多くの場合死ぬまで苦しみ続け、最悪の場合、自殺してしまうこともある。どのように「親」と決別し、自分の人生を歩んでいったらよいのか。運命を変えて自由になるには、それまでの思考を変えることだ。発達段階と親との関係を読み解くことで、育った環境、親からの影響を自覚し、必然性から抜け出す。精神科医が指南する「親との別れ方」。

目次

第1章 DNAで決められた最初の必然「愛着形成」―親に「くっついて」安心を求める愛着行動は生物学的な必然
第2章 親に決められたことから自由になる試み「イヤイヤ期」―子は親から自由になろうとし、同時に親の心の傷を治そうとする
第3章 小学生は親の人生観を引き継げれば、安定する―学校社会にデビューするためには小学生でも人生観が必要
第4章 思春期は自分の「運命」を初めて自覚する時―親に反抗して、親の人生観を超えようとする
第5章 配偶者は自由に選択できるのか「成人1期」―人はどのような基準で配偶者を選択しているのだろうか
第6章 三つの心を使いこなすと大人は自由になる「成人2期」―父母性とは人を温かい気持ちで応援するという心のポジション
第7章 二律背反を知って大人の心は完成される―人生のあらゆる悩みを生み出す「葛藤」

著者等紹介

高橋和巳[タカハシカズミ]
精神科医。医学博士。1953年生まれ。慶應義塾大学文学部を中退、福島県立医科大学を卒業後、東京医科歯科大学の神経精神科に入局。大学では、大脳生理学・脳機能マッピングの研究を行った。都立松沢病院で精神科医長を退職後、都内でクリニックを開業し診療を続けている。カウンセラーの教育にも熱心で、スーパーヴィジョンを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けぴ

51
第六章の三つの心を使いこなすと大人は自由になる、が特に良かった。①親や目上の人に甘えて頼りにできる心、②友達や仲間と一緒に対等に認め合える心、③親や上の立場になって子や年下の人を保護する心。この三つが揃うと心が安定する。順序が大切で、①が十分育たないと②が不完全になり、②が弱いと③が上手く出来ず保護するのではなく従わせるだけになる。鬱病についての記載も分かりやすい。過剰労働→心身の疲弊→仕事の効率の低下→仕事をこなせない自分を責める→落ち込む→鬱病。全体的に平易な言葉で明確な記述で好感を持てる良書。2023/06/11

shincha

36
図書館本です。心理学者の目から人の成長の過程、心の葛藤の原因などを素人にわかりやすく解説している。図書館本ですが、購入します。今月1歳になる子供を育て、奮闘している娘にプレゼントします。人間は人とのつながりを求めて生きている事が、よくわかる本書。俯瞰的な目で自分の悩みを見る事で、悩みそのものが消えて無くなるわけではないが、自分の器が大きくなる事で、相対的に悩みが小さくなる。とてもタメになる良書だと思います。2023/12/07

ひめぴょん

22
心理学は「心の法則」を見つけ出す学問であり、見つけ出した法則について語る本。愛着を基盤にした「原家族」の中で、「甘える」「対等」という反抗期を経て、「保護する」という心を含めた3つの心のバランスがとれると、安定する。規範との葛藤という問題の克服。自分の人生は自分自身の責任であるという事実を受け入れる(エリクソン)。どんな人生になるか。それを作っていくのは自分自身の心なのだと言う。結局「つながり」が幸せをもたらすし、その喪失となる「死」を人は恐れる。なかなか示唆に富んだ本だと感じました。以下は文中引用とミニ2023/08/10

スリカータ

21
いいタイトル。三つ子の魂百までとはよく言ったものだ。この本流に解釈すると、数えの3歳は2歳。2歳までに愛着が形成されないと、その後の人生は不安と緊張に苛まれる、いわゆる愛着障害。人口の約5%がそうらしい。この手の本を読むと自分の幼少時代が蘇るのだが、自分で作る家族は親を反面教師にできる。2023/03/19

もちもちかめ

19
かなり役に立つ、素晴らしい本。救われるひと続出だと思った。ただ、私はこの著者の一番有名な傑作「消えたい」を、一番しんどい地獄にいたときに読んでいるのですが、全く琴線に触れることなく、何じゃこら、私には関係のないメンヘラの話と切って捨てていて、こういうのは本当に読むタイミング。今なら分かる。2023/03/17

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