ちくま新書<br> インド宗教興亡史

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ちくま新書
インド宗教興亡史

  • 保坂 俊司【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480074874
  • NDC分類 162.25
  • Cコード C0214

出版社内容情報

ヒンドゥー教とそのライバル宗教で読み解くインド文明史。仏教、ジャイナ教、ゾロアスター教、イスラム教、シク教、キリスト教。インドでの教え、対立、融和。

内容説明

国民の約八割が信仰するヒンドゥー教と、少数派とはいえ有力な宗教が同居するインド。悠久の歴史において多くの宗教が生まれたこの地はまた、何度も外来の宗教勢力から侵略を受けたが、他宗教による攻撃すら飲み込みながらヒンドゥー教は拡大してきた。いく筋もの支流が集まり大河となるように、枝から延びる木根が幹となって大樹になるバニヤンのように…。仏教、ジャイナ教、ゾロアスター教、シク教、キリスト教、イスラム教など、ヒンドゥー教の歴史的ライバルとの対立や融和の関係から、インド文明を読み解く。

目次

序章 比較文明学と宗教
第1章 ヒンドゥー・ナショナリズム
第2章 ヴェーダの宗教、バラモン教、ヒンドゥー教
第3章 バラモン教とインド仏教
第4章 シク教の理想と挫折
第5章 ジャイナ教、ゾロアスター教、キリスト教
第6章 イスラム時代のインド
第7章 仏教盛衰の比較文明学的考察

著者等紹介

保坂俊司[ホサカシュンジ]
1956年群馬県生まれ。早稲田大学社会科学部卒、同大学院文学研究科修士課程修了。デリー大学に学び、東方研究会・東方学院講師や中村元東方研究所理事を歴任。麗澤大学国際経済学部教授などを経て、現在、中央大学国際情報学部教授。専門は比較宗教学、比較文明論、インド思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

68
新書にしてはやや難 インド史複雑で馴染みないからかな。仏教はインドで起こったけど今ないよね、と思ってたら、ヒンディーとイスラムに吸収されちゃったんですね。 シク教、ジャイナ教、パールシー、の歴史が興味深かった2022/09/25

HANA

63
インドで勃興した様々な宗教、ヒンドゥー教を始めとして、仏教やジャイナ教、シク教等をインド全体の歴史や社会情勢を通して、それらがどのように変化していったのか、また何故滅んだのかを明らかにした一冊。仏教の変化について教理面からはいくらか学んだことがあるのだが、こういう風に当時の社会情勢の変化から語られるとまた違った面白さがあるな。またあまり知ることの無かったシク教の歴史や何故彼らが世界中に散らばったのか等も読み応え十分。読みながらインドの歴史の雄大さとそれが内包する混沌さにも思いを馳せれる本であった。2022/12/11

MUNEKAZ

21
ヒンドゥー教を軸に、仏教、ジャイナ教、シク教、そしてイスラム教とインドで花開いた多様な宗教を比較する。読みどころは、仏教がなぜ誕生の地インドでは滅んだのか。バラモン教(ヒンドゥー教)との確執や他宗教を受け入れる寛容性が仇となり、イスラム流入をきっかけとしてバラモン教に吸収されたとする。ときに仏教の美点として挙げられる共生志向や平和志向が、その命脈を尽きさせる原因となったのは興味深い。またイスラムのスーフィズムが、呪術性の部分でインドの諸宗教と親和性を持ち、インドとイスラム文化の架け橋になったのも面白い。2022/07/02

bapaksejahtera

16
インドでの仏教の成立と衰退を中心にイスラム教ジャイナ教ゾロアスター教キリスト教の他、著者の研究対象となったシーク教等インド宗教史について、かなりの記述がある。興味のあったのは①現世利益の祭儀宗教だったヴェーダの宗教が土着の修行主義を吸収しバラモン教に変身②バラモン教のウパニシャッドとその修行主義から仏教が生じ③インド宗教世界の習合的性格が仏教消滅主因の一つ④シーク教の成立⑤インドのスーフィーズム受容である。但しパキスタンはインド世界に含まれるので、アフマディア等イスラム異端派にも論及すべきだったと思うが。2023/10/30

Liu Hachi

14
インドという国の歴史は宗教の興亡史であり、まさに各民族の共生と弾圧の歴史であった。バラモン教、仏教、ジャイナ教… それぞれの宗教はいかにして共存を可能にしたのか、融通無碍なる沼に溶解してしまったのか。興亡と変容ぶりが時代地域を縦横に超えて語られている。 私には未だに払拭されない疑問が残っております。結局カースト制度は下層民や他宗教から、反発されながらも何故今日まで長い歴史を積み重ねているのでしょうか。 その歴史の長さと共に人の生の営みの中にある業の深さを感じてしまいます。 2022/11/12

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