ちくま新書<br> 北朝鮮外交回顧録

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ちくま新書
北朝鮮外交回顧録

  • 山本 栄二【著】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480074669
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0231

出版社内容情報

拉致被害者の帰国はどのようにして実現したのか。一九九〇年の金丸訪朝から二〇〇二年、〇四年の二度の小泉訪朝までの北朝鮮外交に従事した外交官による回想録。

内容説明

歴史的な小泉訪朝から二〇年が経つ。拉致被害者の存在を金正日が認めて謝罪し、一部の被害者の帰国が実現し日本国内に大きな衝撃を与えた。なぜそれは可能だったのか。一九九〇年の金丸訪朝、朝鮮労働党との日朝国交正常化に向けた三党共同宣言署名から、小泉首相による二〇〇二年と〇四年の二度の訪朝、拉致被害者帰国までの間の北朝鮮外交に従事していた外交官によるメモワール。当時の外交を振り返り、対北朝鮮政策の教訓や今後の外交上の留意点を考察する第一級の史料。

目次

第1章 風穴を開ける
第2章 日朝国交正常化交渉始まる
第3章 第一次核危機―一触即発の事態
第4章 軽水炉の供与へ
第5章 第一次核危機後の日朝関係―九〇年代後半
第6章 第二次核危機と六者協議―核兵器開発への対応
第7章 小泉訪朝と拉致問題が支配する日朝関係
終章 過去から何を学べるか?

著者等紹介

山本栄二[ヤマモトエイジ]
1957年大阪生まれ。創価大学法学部卒。外務省入省後、ハーバード大学院(修士)、延世大学、ソウル大学に留学。在韓国日本大使館二等書記官、北東アジア課首席事務官、同企画官、分析二課長、在韓国日本大使館公使、大臣官房審議官、トロント総領事、東ティモール、ブルネイ、国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当の特命全権大使などを歴任して、2021年退官。その間、北朝鮮を6回訪問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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紙狸

20
2022年3月刊行。韓国語ができるキャリア外交官の回顧録。1990年の金丸信訪朝団に同行。その後も対北朝鮮外交の節目節目にかかわった。ピークといえるのは2002年、04年の2回にわたる小泉首相の訪朝だ。著者は先遣隊として裏方を務めた。報じられることの少ない外交の現場だ。本省との間で、秘匿のかかった通信を確保するのはもちろんのこと、日本側同士で連絡をとりあえるようにインマルサットなどを持ち込んだ。日本の北朝鮮政策への考察もある。拉致問題をどう位置づけるか。この点で外務省が苦労してきたことが分かる。2022/05/23

Porco

17
金丸訪朝団からの対北朝鮮外交の流れを、外交官としてしばしばその現場に立ち会った著者が、情景描写も交えながら記述した本。読み物としても大変面白いし、資料としても貴重だと思いますし、非常に勉強になりました。2023/10/17

そうたそ

12
★★★☆☆ 実際に北朝鮮外交に従事した外交官による回顧録。北朝鮮に関連した本には、当たり障りのない情報をまとめたようなものも少ないが、本書は著者の実務経験を、余分な思想を入れることなく、しっかりと回顧録という形で書ききった良書だったように思える。北朝鮮を外側から書いたような本が多い中、割と外交という内側から書いているだけあり、興味深い点が多かった。こうして北朝鮮外交を振り返ると、なぜあの時こうしておかなかったのか……と思うような場面多々。でももう後戻り出来ないところまで来てしまったんだなあと思う。2022/06/04

とある本棚

11
面白かった。もちろん本題は日朝外交の通史的説明であるが、外交交渉の仕方や文言の詰め方など外交実務の一端が垣間見えるところが興味深い。北朝鮮の外交交渉のスタイルは少ないカードを何度も使い回し、譲歩を引き出しては約束を反故にして、またカードを切って譲歩を引き出す、の繰り返しというのは納得。北朝鮮は最高指導者だけでなく、外交の事務方も数十年同じ人物が務め政策の一貫性を保つのに対し、日本は度重なる首相交代でその度に政策が変わったり、外交官も異動したりと、対応な一貫性を欠く構造的問題にも言及されている。2022/09/28

T.Matsumoto

6
あの小泉訪朝から、もう20年になるのか、という驚きのせいで衝動的に購入。文字通り、外務省担当者による北朝鮮外交のオーラルヒストリーであり、北朝鮮、中国、アメリカなどの分析や、交渉時のエピソードはやや少ない印象。筆者が最大の成果とする小泉訪朝も、政治家主導だったせいか、やや記述は少なめ。「圧力」と「対話」が外交の要諦と書かれていますが、この20年を振り返った時、「圧力」とは何だったのかと考えてしまいます。2022/05/03

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