ちくま新書<br> 入試改革はなぜ狂って見えるか

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ちくま新書
入試改革はなぜ狂って見えるか

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480074218
  • NDC分類 376.8
  • Cコード C0237

出版社内容情報

総合学習、多面的評価、高大接続……。教育や入試の改革はなぜいつも見当違いばかりなのか。理想と現実のはざまで混乱する議論に惑わされないための視点とは。

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 強引に推進された大学入学共通テストは受験生やその家族をさんざん振り回したあげく、制度の欠陥や無理のあるスケジュールに批判が集中、想定した形での導入は断念された。大学受験はいわば理想の教育の体現である。けれど教育の理想像は人それぞれ。このため原理主義的に先鋭化しがちで、思想的な対立が起こりやすい。さらに今回は入試問題の現状を把握していない論者による、高校生や大学生に対する事実誤認に基づいた荒唐無稽な主張も少なくなかった。大学入試改革議論の混乱に惑わされないための視点を考える。

内容説明

強引に推進された大学入学共通テストは受験生やその家族をさんざん振り回したあげく、制度の欠陥や無理のあるスケジュールに批判が集中、想定した形での導入は断念された。大学受験はいわば理想の教育の体現である。けれど教育の理想像は人それぞれ。このため原理主義的に先鋭化しがちで、思想的な対立が起こりやすい。さらに今回は入試問題の現状を把握していない論者による、高校生や大学生に対する事実誤認に基づいた荒唐無稽な主張も少なくなかった。大学入試改革議論の混乱に惑わされないための視点を考える。

目次

第1章 大学入試の現場
第2章 推薦入試の表と裏
第3章 奇妙な入試改革
第4章 こうして改革は失敗した
第5章 多面的な評価を多面的に評価する
終章 どうして入試改革は狂って見えるのか

著者等紹介

物江潤[モノエジュン]
1985年福島県生まれ。早稲田大学理工学部社会環境工学科卒業後、東北電力入社。現在は地元・福島で塾を経営するかたわら取材と執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんがく

11
挑発的なタイトル。教育学者や小中高の教員ではなく、個人塾の経営者が著者の教育本は新鮮。前半の受験産業側から見た入試改革への批判も、後半の個別指導塾の「個別的」事例から教育政策という「大きな物語」への違和感の提言も、どちらも面白く読むことができた。改革ありきになって生徒たちが置いてけぼりになっていないか、今一度考えて見る必要がある。2022/01/23

takao

3
ふむ2023/06/09

Myrmidon

2
個人塾経営者による「入試改革」まとめ。入試問題の「攻略側(塾・予備校)」の視点から見た現状の入試問題の功罪が述べられている点が類書との違いであり、記述・分析全体もバランスが良いが、専門家による研究ではないので、教育業界にいて入試改革に興味がある人ならだいたい考えてるくらいの内容で、やや浅い。全く知識のない人が「まとめ」的に読むなら良いのではないか。2021/11/08

おーた

0
①教育改革は思想の議論になってしまう。万人が納得できる玉虫色のスローガンに。 ②教育思想は国よりも各家庭の管轄。技術的にも規範的にも。 ③啓蒙は成功すると大衆が賢くなるため、破綻する。上意下達の限界。 ④脱知識偏重、多面的な評価は公平さを欠く。先天的な能力が効いてくるから。 ⑤受験産業と作問側のパワーバランス。均衡点を教育の理想点と一致させる努力の必要性。 2022/04/19

siomin

0
入試改革はいつも求められているし実際に変更されてきたが、なぜそれらはピントが外れているのかを、塾経営者が分析している一冊。教育は誰もが一家言持っているため口がはさみやすいが、それゆえひとつの意見にまとめるのは難しい。入試を作成する立場の教授は忙しく作問するのは苦労が多いが、外部の受験産業はテクニックを見つけて生徒に教えるように高い熱意があるように差が大きいなど、なるほどと思います。2021/12/11

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