内容説明
再臨運動を内村の信仰形成史の中に位置づけ、また同時代人の受容と批判をつぶさに検討、さらに内村のユダヤ人観との関わりを考究し、この特異な運動に多角的に迫った労作。
目次
第1章 内村鑑三の救い(救いの備え;救いの体験 ほか)
第2章 大正期再臨運動の経緯(準備期(一九一七年五月~一二月)
開始・高揚期(一九一八年一月一五日) ほか)
第3章 再臨運動の思想的背景(内村鑑三の再臨論;再臨批判者と批判論 ほか)
第4章 内村鑑三とユダヤ人(内村鑑三のユダヤ人観;内村鑑三の生涯とユダヤ史 ほか)
著者等紹介
黒川知文[クロカワトモブミ]
1954年、香川県に生まれる。高松高校、東京外国語大学を卒業同大学大学院修士課程修了後、ヘブライ大学に留学。エール大学大学院博士課程にも留学し、一橋大学大学院博士課程を修了。東京大学大学院博士課程を修了し、1995年に文学博士(東京大学)を授与。宗教史、特に世界史における宗教運動を研究。現在、愛知教育大学教授。東京大学、東京外国語大学、慶應義塾大学で講師を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。