ちくま新書<br> 日本の教育はダメじゃない―国際比較データで問いなおす

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ちくま新書
日本の教育はダメじゃない―国際比較データで問いなおす

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480073716
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C0237

出版社内容情報

「ゆとり教育の失敗」「いじめや不登校」……日本の教育への数々の批判は本当なのか? 気鋭の二人が国際比較データを駆使して教育問題に新たな視点を提供する。

内容説明

昨今、メディアや識者からは、日本の教育に否定的な意見ばかりが目立つ。その結果として、教育現場の実態とはかけ離れた教育政策にすがりついてしまう。しかし巷間言われるように、日本の教育は本当にダメなのだろうか?国際比較データを駆使して新しい姿を描き出す。思い込みを解きほぐし、不安や疑問に答え、未来に向けて提言をする。専門分野も国籍も異なる気鋭の研究者二名が、教育をめぐる議論に新しい視点を提供する。

目次

1 日本教育の通説を疑う(学力は本当に低いのか?(知識がない;創造力がない ほか)
教育の代償は大きいのか?(勉強のしすぎ;高い学力は塾通いのおかげ ほか))
2 日本教育を壊さないために(もうそういうの、やめませんか?(現実を見ない教育政策をやめよう;「安定した不安」を持ち続けよう―保護者へ ほか))

著者等紹介

小松光[コマツヒカル]
1975年生まれ。国立台湾大学気候変動・持続的発展国際学位プログラム准教授。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。博士(農学)。総合地球環境学研究所、東京大学生産技術研究所、九州大学農学研究院、京都大学白眉センター、京都大学大学院教育学研究科などを経て現職。世界銀行、国際連合教育科学文化機関などのアドバイザーも務める

ラプリー,ジェルミー[ラプリー,ジェルミー] [Rappleye,Jeremy]
1977年生まれ。京都大学大学院教育学研究科准教授。オックスフォード大学教育学部博士課程修了。博士(教育学)。東京大学大学院教育学研究科、京都大学白眉センターを経て現職。世界銀行、国際連合教育科学文化機関などのアドバイザーも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りょうみや

22
タイトルどおり多くの国際比較データで、日本の教育は悪くない、むしろ良いことを示している。そもそも完璧な教育などない、日本の教育者による教育評価の大半は批判前提の過小評価、経済界などは何でも教育制度のせいにするなどが主な主張。この本を読んで、日本の教育制度に足りない面は、どのような教育がよい教育かを考えるという「教育学」ないし「教育哲学」の教育だと改めて思える。2021/03/07

キョートマン

15
タイトルの「ダメじゃない」という部分が良く内容を表していると思った。日本の学校教育は日本人のイメージ以上によくやっているという印象を受けた。ただ、それはボトムアップの話であって、優秀者をさらに伸ばすような観点の話はなかった。日本の教育は大衆をうまく教育できているようなので、次は金の卵をもっと優遇する方向にも力をいれるべきだと個人的には感じた。2021/04/29

寝落ち6段

14
概ね支持できる内容だ。最新のPISAテストでも日本は優秀な結果を出している。欧米の教育施策が上手くいっていないこともある。しかし、諸手を挙げて賛同してはいけない。本書でも述べられているが、飽く迄、登場するデータは選ばれたものであり、データ自体も状態の一部を切り取ったものに過ぎないということを読者は理解しないといけない。本書が最も大切にしているのは、物事を鵜吞みにせず、思い込まず、多角的多面的に比較検討することである。教育は、人格の形成を目指すもの。それを念頭に置き、全国民が考え合うことが大切だと思う。2024/03/20

kenitirokikuti

13
著者らは、台湾で教えている日本人と、日本で教えているアメリカ人である。日本では「教育に問題がある」と意識的に無意識的に広く信じられているのだけど、ではじっさいに国際比較データを見るとどうなのか。著者たちでさえ、スコアの良さに驚かせられたのだという。著者らは第二次安倍政権下の教育改革に批判的なのだが、そんな彼らでも、現在の日本の教育の良さについて取り扱うと、日本側から「国家主義的だ」と非難の声が上がるそうな▲あと、どうも学力と経済成長ってそんなに繋がりがないらしい。2021/02/27

ATS

9
いままでの日本の教育が国際的にどんな状況であるかをピザやティムズなどのデータをもとにして解説している。結論はタイトルあるように日本の教育はまぁまぁうまくいっているよう。勉強時間なども過剰に多いわけではないのに成績はよい。日本の教育問題は教師側の労働環境の改善であろうと思う。日本の教師の労働時間は諸外国と比してべらぼうに多いのである。部活動や事務処理など分業化することでもっと授業などに資源を割くことができるはず。なんとなくで改革を断行することも慎重になるべき(教師の更新制導入など)。示唆深い本であった。2021/03/16

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