ちくま新書<br> 世界哲学史〈1〉―古代1 知恵から愛知へ

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ちくま新書
世界哲学史〈1〉―古代1 知恵から愛知へ

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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480072917
  • NDC分類 102
  • Cコード C0210

出版社内容情報

人類は文明の始まりに世界と魂をどう考えたのか。古代オリエント、旧約聖書世界、ギリシアから、中国、インドまで、世界哲学が立ち現れた場に多角的に迫る。

世界哲学史1――古代Ⅰ 知恵から愛知へ
【目次】
序 章 世界哲学史に向けて 納富信留
第1章 哲学の誕生をめぐって 納富信留
第2章 古代西アジアにおける世界と魂 柴田大輔
第3章 旧約聖書とユダヤ教における世界と魂 髙井啓介
第4章 中国の諸子百家における世界と魂 中島隆博
第5章 古代インドにおける世界と魂 赤松明彦
第6章 古代ギリシアの詩から哲学へ 松浦和也
第7章 ソクラテスとギリシア文化  栗原裕次
第8章 プラトンとアリストテレス 稲村一隆
第9章 ヘレニズムの哲学 荻原 理
第10章 ギリシアとインドの出会いと交流 金澤 修
コラム1 人新世の哲学 篠原雅武
コラム2 黒いアテナ論争 納富信留
コラム3 ギリシア科学 斎藤 憲

内容説明

古代から現代まで世界哲学史を一望に収める八巻シリーズ。第一巻では、哲学が成立した古代の最初期を扱い「知恵から愛知へ」という副題のもと、人類が文明の始まりにおいて世界と魂をどう考えたのかを探究する。文明が発生した古代オリエントに始まり、旧約聖書とユダヤ教の世界、ヤスパースが「枢軸の時代」と呼んだ古代の中国とインドとギリシアで思想が展開された紀元前二世紀までに見ていき、最後にギリシアとインドの接点を探る。新しい哲学の可能性を広げる旅へと読者を誘う。

目次

序章 世界哲学史に向けて
第1章 哲学の誕生をめぐって
第2章 古代西アジアにおける世界と魂
第3章 旧約聖書とユダヤ教における世界と魂
第4章 中国の諸子百家における世界と魂
第5章 古代インドにおける世界と魂
第6章 古代ギリシアの詩から哲学へ
第7章 ソクラテスとギリシア文化
第8章 プラトンとアリストテレス
第9章 ヘレニズムの哲学
第10章 ギリシアとインドの出会いと交流

著者等紹介

伊藤邦武[イトウクニタケ]
1949年生まれ。京都大学名誉教授・龍谷大学教授

山内志朗[ヤマウチシロウ]
1957年生まれ。慶應義塾大学教授

中島隆博[ナカジマタカヒロ]
1964年生まれ。東京大学教授

納富信留[ノウトミノブル]
1965年生まれ。東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

34
世界の哲学史、ではなく、歴史記述を通して「世界哲学」を構想していこうとする試み。自分たちは神ではないから全てを知る者ではない、そのなかで世界と魂のことを知ろう、追求していこうという愛知の活動、それが、ギリシアローカルではない、世界哲学ということだろうか。西周のもともとの訳語「希哲学」、「希=のぞむ」の字が大切だったという。◇世の中と自分を説明したいとき、宗教じゃ足りなくなるのは、人どうし、対話、他者への興味。発生は各地だけれど、当然ナカミは違う、そのズレを正面から問う「ミリンダ王」、意義深い。2020/08/10

to boy

32
哲学と言えばギリシャを起源とする西欧哲学が当たり前の事でした。が、他の地域では哲学は無かったのか、世界はどうなっているのか、魂とは何かという問いを発することはなかったのかという疑問から「世界哲学」を考察してみると言う意欲的な試み。個々の内容は言い足りない事が多いが、そこは世界史なので仕方ないし、1巻は紀元前の話なので世界の移動が少なく各地域で生まれた哲学の交流も少ないが、その中でアレキサンダーによるインドとギリシャの交わりの話は興味深かった。2020/06/06

壱萬弐仟縁

31
図書館休みになるので、大人借り(苦笑)。しばらく、このシリーズが続きます。逐一執筆者は割愛します。世界哲学とは、普遍的で多元的な哲学の営みを創出する運動です(011頁)。世界哲学とは、哲学において世界を問い、世界視野から哲学そのものを問い直す試み(012頁)。実に、壮大な実験なのだろう。019頁~本シリーズの概説あり。重要なのは、人間を取り巻く地平に対する反省や、人間の生のあり方に対する考察が生じたこと(105頁)。2021/05/22

evifrei

24
西洋を中心として展開されてきた『哲学』という営みを根本から組み換え、より普遍的で多元的な哲学の営みの創出を目標とする意欲的な運動が『世界哲学』という名のもとで哲学界で起こされている。この運動は非西洋圏の哲学や先端の思想までも裾野に入れ、従来の哲学史の枠内に留まらない体系的把握を目指す事を趣旨とし、本書も従来の西洋偏重型の哲学史に比べて広い視野でもって古代哲学を扱う。個人的にはヘレニズム期の哲学についての記述が特に良い様に思った。記述もコンパクトで解りやすいので初めて哲学に触れる方にも良さそうだ。2020/06/29

羊山羊

23
そろそろ全巻買ったこのシリーズにも手を付けねば。哲学を世界から見通す新書シリーズの始まり。初回はヘレニズム辺りまでで、まだ哲学とも宗教とも科学ともつかない、真理を知るための学問体型であった。東洋哲学やインド哲学をも西洋哲学と同じ射程に捉えて語るこのシリーズの視野はかなり広い。こういうのは大体世界史の通史がやることで、その通史さえあえてやろうとはしてこなかったことだ。逆に言えば読んでいる最中に西洋、東洋と頭の切り替えが必要で、これが案外難しい。ゆっくり読み進めたい。2021/01/14

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