ちくま新書<br> 危機に立つ東大―入試制度改革をめぐる葛藤と迷走

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ちくま新書
危機に立つ東大―入試制度改革をめぐる葛藤と迷走

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480072832
  • NDC分類 377.1
  • Cコード C0237

出版社内容情報

秋季入学構想の加速、英語民間試験をめぐる問題……日本のリーディング大学で何が起こっていたのか? 改革の経緯を見直し、大学のあるべき姿を提示する。

内容説明

大学という場が危機に直面している。日本のリーディング大学である東大においても、秋季入学への移行、英語民間試験の活用といった問題をめぐって目的と手段の逆転した議論が進行し、本来あるべき思考の筋道が見失われている。制度改革をめぐる混乱がここまで尾を曳いたのは、日本社会を透明な霧のように包む「諦念」や「忖度」の空気が、大学という学問の府にまで浸透してしまったせいではないだろうか。本書では、教育・入試制度改革の顛末と問題に至った経緯を見直し、大学のあるべき姿を提示する。

目次

序章 諦念の時代
第1章 秋入学問題
第2章 文系学部廃止問題
第3章 英語民間試験問題
第4章 国語記述式問題
終章 大学の使命

著者等紹介

石井洋二郎[イシイヨウジロウ]
1951年生まれ。中部大学教授・東京大学名誉教授。専門はフランス文学、フランス思想。15年から19年春まで東京大学理事・副学長をつとめる。91年、ブルデュー『ディスタンクシオン』(藤原書店)の翻訳により渋沢・クローデル賞、01年『ロートレアモン全集』(筑摩書房)で日本翻訳出版文化賞・日仏翻訳文学賞、09年『ロートレアモン 越境と創造』(筑摩書房)で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

seki

14
元東大副学長の筆者が昨今の大学入試改革の混迷ぶりに苦言を呈する一冊。数年前、日経紙でも大々的に取り上げられていた「東大秋入学問題」にも言及。他にも英語入試の民間試験活用、国語記述試験導入など最近の問題について、筆者の見解が示されており興味深い。目的と手段が逆転するように入試改革問題が展開されているという筆者の危惧は尤もである。教育問題に限らず、本末転倒であっても、"何か目に見える変革をした人が評価される"という風潮は不気味である。いずれにしても、前途ある若者が大人の事情で振り回されるのはいただけない。2020/03/06

まっちけん

7
副題の方が本題。最高学府・東大「だけ」を憂う内容ではないし(実際自浄能力の働いてる東大はまだましだとも思う)、副学長まで務めた筆者は大丈夫かな?と心配になるくらい内部の話も披露するけど、別に内部告発が目的でもない。手段は目的から逆算されるべきところ、筆者が「十分条件の連鎖」と呼ぶ、手段自体が目的化してしまう思考回路のエラーに対する警鐘として読むのがいいのかなと。それにしても、秋入学、英語の民間試験、国語の記述問題…全部が諸問題の解決の切り札と期待され、全部がおじゃんになったの、なかなかすごいことだよな。2021/06/06

ゲオルギオ・ハーン

7
東大の理事・副学長をされていた著者が東大の運営において直面した問題をいくつか選んでまとめた本。全体を通して現場を知る著者をはじめとした教授陣と総長の意見が異なるのかと感じる点が散見された。また、マスコミが事実を曲解、または極端な解釈をして世間に伝えていることがあるのは憤りを感じた。国語の教育内容が変わっていることに驚き、疑問をもったので著者が文中で紹介されている本を読んで調べていきたいと思いました。冷静で丁寧ながら入試制度改革への憂いを感じさせる真摯な一冊なので入試制度改革に興味のある方にオススメです。2020/03/01

Susumu Kobayashi

7
東大の迷走ぶりについて触れられているのは第1章の「秋入学問題」と第3章の「英語民間試験問題」だけで、第2章「文系学部廃止問題」と第4章「国語記述式問題」はより一般的なテーマを論じていた。「秋入学問題」はともかく、新聞報道された「英語民間試験問題」については、おいおいしっかりしろよ、京大を見習えと感想を抱いたのを覚えている。それはともかく、著者はこれらの問題に真摯に向かい合っており、共感する点が多い。改革や一点刻みなど、事前にイメージを刷り込む言葉のトリックでだまされないように注意しなければならない。2020/02/05

あやか

6
すごく勉強になった。今の政権の教育に対するやり方の問題は、手段と目的が単線化していて他の手段が見えなくなっていることと、言葉への敬意が失われていること。論理的でとてもわかりやすかった。あと、人文知のとらえ方も納得できた。人文知は非合理的な人間を探求する学問で、すべての学問の基盤となるもの。滋賀大学学長の、人文学的な批判精神を失うと全体主義になりはてるという強い言葉は鳥肌が立つくらいかっこいいと思った。頭が悪いくせに専門家の意見を聞こうとしない今の政権にはつくづくあきれてしまった。2020/07/25

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