ちくま新書<br> 武器としての情報公開―権力の「手の内」を見抜く

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ちくま新書
武器としての情報公開―権力の「手の内」を見抜く

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480071842
  • NDC分類 317.6
  • Cコード C0200

出版社内容情報

石原都知事(当時)の乱費や特定秘密保護法案などに情報公開制度を用いて肉薄した毎日新聞記者がその体験を描き、制度活用法を説く!石原都知事(当時)の乱費や安保法制での憲法解釈の変更など、公的な問題に情報公開制度を使って肉薄した毎日新聞記者が、その体験を描き、制度の使い方を説く!

日下部 聡[クサカベ サトシ]
著・文・その他

内容説明

日本の政治を揺るがし、今なお決着がつかないスキャンダルの多くが情報公開に関係している。森友問題しかり、PKO日報問題しかり。いずれも情報公開請求が引き金となって問題化した。特定秘密保護法案、集団的自衛権をめぐる憲法解釈変更、石原都知事(当時)の乱費問題などを、情報公開制度を活用して報じた毎日新聞記者がその舞台裏を明かし、誰もがこの制度を使えるよう、ノウハウを伝授する!

目次

第1章 石原都知事を追及する
第2章 特定秘密保護法案の裏側―情報公開で「秘密」に対抗する
第3章 憲法解釈変更の「検討記録なし」をあばく―安保関連法案と内閣法制局
第4章 個人情報の使われ方と使い方
第5章 情報公開制度とは?
資料編 調査に使える公開情報

著者等紹介

日下部聡[クサカベサトシ]
1993年、筑波大学第三学群国際関係学類を卒業し、毎日新聞に入社。浦和(現さいたま)支局、サンデー毎日編集部、東京本社社会部などに所属。埼玉県警、警視庁捜査1課、国会、調査報道などを担当し、連載「この国と原発」(2011年8月~13年4月)では、その多くを取材・執筆。近年は「情報と自由」というテーマへの関心を深め、「『憲法解釈変更の経緯 公文書に残さず』など内閣法制局をめぐる一連の報道」で2016年、日本ジャーナリスト会議(JCJ)大賞を受賞。2016年10月~17年7月、英国オックスフォード大学ロイタージャーナリズム研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ああああ

4
情報公開に関するハウツーだけではなく(というよりも、意外に簡単に出来るんだなと思った)、その情報を活用し、記事にしていったプロセスも書かれていて非常に良かった。英国の事例なども交えており、比較の観点からも面白い。「今ある権利を日常的に使って「公開が前提。秘密は例外」という風土を育てることではないだろうか。」(P.101)という主張は、民主主義を育てていく方法として、至極真っ当でクリティカルなものだと思う。研究のデータ収集方法の一つとしても有用であろう。良書だと思う。2020/07/02

ひつまぶし

3
わりと読みやすかった。前半が実践例、後半が情報公開制度一般の解説という構成。とっかかりとして石原都政の公費の私物化を暴いたエピソードは面白い。コラムで海外の動向について扱われている。アメリカを除けば情報公開制度自体がまだまだこれから活用されるもので、しかし、成果を上げて来ていることが分かる。巻末の資料編では、請求を行わなくても利用できる情報源が紹介されており、そういえばこういうものもあったなと気づく。保護対象という印象の強い個人情報も、自分の情報を誰が何に使っているかを調べるという観点も面白かった。2025/03/06

Hiroki Nishizumi

3
ジャーナリストとしてあるべき姿だろうな。2019/01/21

Yuki_N

2
情報公開法や公開された情報を用いた筆者の取材に関する個人的なエピソードが中心。日本のマスメディアが警察など政府機関の人との個人的な関係を重視した情報の入手をし続けていることの問題点を終章で指摘している。インターネットの時代にこのような形の事件報道などが必要かなども含め、マスメディアの在り方が議論されることが望ましい。2018/12/01

na2hiro

1
最近Twitterなどで話題の情報開示について知るために。筆者が記者として取材対象者周辺の人脈のない状態から取材対象に阿らずにジャーナリズムをしていくツールとして役立てた実例が描かれている。日本での経験の後にイギリスの情報公開の前線を見てきており、日本の制度が「公的機関が情報を出してあげる」という運用になっていてまだまだ不十分であることを指摘している。「行政等公的機関がうまく機能しているかどうかを国民が判断するために必要な知る権利を担保するため」であるべきという。※意外と原則公開になっている文書も多い2020/08/23

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