出版社内容情報
新石器時代、日本とイギリスは非文明型の独自の社会へ発展していく。二国を比較することでわかるこの国の成り立ちとは?
松木 武彦[マツギ タケヒコ]
内容説明
ユーラシア大陸の正反対の位置にある日本とイギリス。新石器時代、大陸では四大文明の地域のような「文明型」の社会が広まっていくなか、その果てにあった両地域は、「非文明型」の社会へと発展していった。直接的な交流がないこの二つの地域になぜ共通性が生まれたのか?また、同じホモ・サピエンスなのに、なぜ大陸とは異なる方向へ進んだのか?ストーンサークルや巨大な墓など、それぞれの遺跡を訪れることで、いままで見えてこなかった知られざる歴史に迫る。
目次
第1章 非文明の景観(旧石器時代から新石器時代へ;世界遺産を訪ねて)
第2章 死者世界を旅する(ロング・バロウの世界;巨石と図文;北への旅)
第3章 「先ケルト」から縄文へ(北辺の世界遺産;往来と交流の舞台;太陽と季節のまつり;生と死の円環)
第4章 ケルトの基層、弥生の原像(斧と文明;原ケルトの登場;東方の「原ケルト」)
第5章 帝国の周縁で(弥生の国々;ケルトの部族たち;歴史の分かれ目)
著者等紹介
松木武彦[マツギタケヒコ]
1961年愛媛県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。岡山大学文学部教授を経て、国立歴史民俗博物館教授。専攻は日本考古学。モノの分析をとおしてヒトの心の現象と進化を解明、科学としての歴史の再構築を目指している。2008年、『全集日本の歴史1 列島創世記』(小学館)でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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