出版社内容情報
日本企業はなぜ中国企業に苦戦するのか。その秘密は、カネも技術もなくても起業に挑戦する普通の庶民のハングリー精神と、彼らが生み出すイノベーションにある!
内容説明
中国経済に活力をもたらしているのは政府と国有企業だろうか。そうではない。起業に挑戦する無数の大衆が中国を突き動かしている。どんなにお金がなくても、仲間とカネ・技術を持ち寄って、いとも簡単に起業してみせる中国人民。破産してもへこたれず、ひたすらチャイニーズ・ドリームを胸に、先進国企業には思いもよらないソリューションを創り出す。彼らに私たちは何を学べるのか。連携は可能か。中国経済の機動力とイノベーションの源泉に迫る。
目次
第1章 草の根資本家のゆりかご・温州(大衆資本主義の源流;文化大革命期に誕生した大衆資本主義 ほか)
第2章 ゲリラたちの作る携帯電話(「ゲリラ携帯電話産業」とは何か;世界に例を見ないゲリラ携帯電話産業 ほか)
第3章 太陽電池産業で中国が日本を追い抜いたわけ(太陽電池の歩み;突然の日中逆転 ほか)
第4章 大衆資本主義がもたらす創造と破壊(大衆資本主義のインパクト;自転車大国だった中国 ほか)
第5章 中国経済と大衆資本主義(中国の経済体制をどう表現するか;国家資本主義論の問題点 ほか)
著者等紹介
丸川知雄[マルカワトモオ]
1964年東京都生まれ。87年、東京大学経済学部卒業。同年アジア経済研究所入所。2001年4月より東京大学社会科学研究所助教授、07年4月より同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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