出版社内容情報
素敵にグロテスク。しつこく、あくどく、面白い。歌舞伎は??劇的なるもの?≠ェ凝縮された世界。その「劇的なるもの」を求めて、歌舞伎とその周辺をめぐるコラム集。
内容説明
素敵にグロテスクであり、しつこく、あくどく、面白い。あやしくて大胆不敵だけど、トロンとした雰囲気がある…歌舞伎は、“劇的なるもの”が凝縮された世界である。ある一瞬、他の演劇では味わえない独特の感興を与えてくる。その感興を簡単に一言で言うなら、ザワザワと血が騒ぐ。「劇的なるもの」への憧れ、飢え、自分のDNAの中にひそんでいるものがカッと目覚めさせられるのだ―その「劇的なるもの」を、著者は歌舞伎のみならず、歌舞伎の周辺にも数々見出す。通になるための本ではなく、「歌舞伎的なもの」を求めて、著者が歌舞伎とその周辺をめぐるコラム集。
目次
1(ハリウッド映画に伊右衛門が;見たい!菊之助の雪之丞 ほか)
2(いるけれど、いない人;志ん朝さんの『四段目』 ほか)
3(大胆不敵な演出術;日本の名作ファンタジー ほか)
4(日本人っていったい…;山中貞雄監督と歌舞伎 ほか)
5(圓朝の巨大な影;端然、自在、六代目 ほか)
著者等紹介
中野翠[ナカノミドリ]
コラムニスト、エッセイスト。早稲田大学政経学部卒業。新聞社でのアルバイト、出版社勤務を経て文筆業へ。社会・事件に関する批評のほか、映画や本、落語に関する文章で知られる。1985年、「サンデー毎日」に連載開始、現在も継続中。週刊文春「シネマチャート」評者の一人でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
はぴた(半分お休み中)
sawa
なつおだん
しげ