内容説明
創刊号をひもとくこと、それは封印された過去を追体験することに他ならない。そこには、時代の情念がねばりつき、出版人の生あったかいドラマが織り込まれている。本書では、「an・an」「POPEYE」「non・no」「JJ」「CanCam」「Olive」「Hot‐Dog PRESS」「BOON」「GON!」「egg」「小悪魔ageha」などなど、70年代以降の若者雑誌をたどりながら、読者がメディアをどのように受容してきたのかをみていく。
目次
第1章 それは「山師」である。
第2章 それは「柳の下」である。
第3章 それは「瀬踏み」である。
第4章 それは「黒船」である。
第5章 それは「伴走者」である。
第6章 それは「兄弟姉妹」である。
第7章 それは「カレ誌」である。
第8章 それは「アウトサイダー」である。
第9章 それは「キャットファイト」である。
第10章 それは「青田刈り」である。
第11章 それは「忘れたい過去」である。
著者等紹介
難波功士[ナンバコウジ]
1961年大阪府生まれ。博報堂に在職中、現東京大学大学院情報学環にて修士号を取得。現在、関西学院大学社会学部教授。博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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