ちくま新書
つくられた卑弥呼―“女”の創出と国家

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480062284
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0221

内容説明

邪馬台国の女王卑弥呼。日本人なら誰もが知っているこの女性について、教科書で「すぐれた巫女であり、人に姿を見せることもまれで、弟が彼女を補佐して実際の政治を行っていた」と習わなかっただろうか。しかし、この卑弥呼=神秘的巫女説は、実は近代に創られたものである。本書は『魏志』倭人伝のほか、『風土記』『古事記』『日本書紀』の伝承を、木簡等の新出史料や古代女性史研究の成果をふまえて丁寧に読み解き、卑弥呼を“戦う”王ワカタケルと同種の、政治的実権をもった王として位置付け直す。卑弥呼に象徴される古代の女性首長たちの実像を明らかにし、現在の女帝論議にも一石を投じる衝撃の論考。

目次

はじめに―卑弥呼の実像をもとめて
第1章 『風土記』の“女”を読む
第2章 『魏志』倭人伝の“女”を読む
第3章 飯豊王の物語を読む
第4章 ジェンダー記号としての「ヒメ」を読む
終章 卑弥呼像の創出

著者等紹介

義江明子[ヨシエアキコ]
1948年大阪府生まれ。71年、東京教育大学文学部史学科卒業。79年、東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。帝京大学文学部教授、文学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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もりの

11
女性が、男性が、と性別に囚われたくない。歴史系の本はやはりあんまりそそられないなあ。2016/12/17

孤独な読書人

3
古代日本では女性の地位はそれほど低くなかったということが分かった。2012/03/17

すずこ

3
古代から明治のある時まで、女性は実権のある為政者だった、その論拠として卑弥呼、神話時代の妃、推古天皇など取り上げ、論理的に推理する。納得できてこの説も支持したいと思わせる力があります。特に気に入ったのが「明治時代の時の権力者たちの思惑について」。読んでて目からうろこな話で、視野が広がって面白い!おススメです。2009/02/13

Junko Yamamoto

2
問題点が明確で一気に読む2019/06/08

いちはじめ

2
女性に皇位継承権を与えるかどうか議論されていた時期に書かれたこともあってか、古代においては、女性がお飾りではなく実効的権力を握っていた為政者だったこと。その類推から、卑弥呼もそうした女帝だったことを説く。なかなか刺激的。2005/05/29

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